議会傍聴、地方創生総合戦略は、地域の小さな動きと遊離しないで!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


久方振りに島田市議会 (平成27年度 第3回 定例会 一般質問) を傍聴しました。


台風の来襲で、一日延期され、質問順序を入れ替えての開催でした。


最近話題になっている、「新市民病院建設計画」 と 「地方創生」 に関する質問が圧倒的に多い。


新市民病院建設計画」 については、昨年7月の基本構想から一年余が経過し、この程、「基本計画 (案)」 が示されたが、各議員からは基礎的、基本的な質問が多く、内容の審議はまだまだこれからのようだ。


地方創生」 は、政府が打ち出した目玉政策であるが、具体的な内容も予算もこれからだというが、各自治体には、計画策定の号令がかかっており、どこの自治体もこれに我先にと取り組み出している。


予算の規模は膨大であることは間違いないが、計画の出来映えと、自主・自立の可能性があると判断される自治体へ厚く配分されるようだ。


従って、各自治体も計画の中身の策定に持てる力を注いで頑張っています。


今日、S議員からも、「乗り遅れるな」 の激励がありました。


島田市も、「島田市まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成27年度〜31年年度 5年計画)」 の策定に向けて推進しています。


総合戦略は、しっかりした戦略立案が必要であるが、地域自治会や市民団体に芽生えている、「地域活性化」 の動きと遊離しないように進めてもらいたいものです。


どんな計画も、実行・参画するのは市民です。


地域自治会や市民団体も、「地域活性化」 を目指して地道な活動をずっと続けているのです。


こうした地道な活動を、「地方創生総合計画」 に落とし込んでほしい。


今回、島田市も策定に当たって、市民の声を聞かせてほしい、と公募したわけですから、地道な提案を取り上げてほしい。


格好の良い、華々しい内容よりも、地味で地道な計画の方が地に足がつき、長続きするものです。


島田市相賀地区で、「相賀を良くする会=満天星の会」 が、地域の活性化を目的に立ち上がりました。


既に、市の方に、公募に応じて 「構想書」 を提出しアドバイスももらっています。


しかし、今日市議会傍聴席で配布された、「創生総合戦略概要」 には、小さな自治会で芽生えた地区活性化の動きを取り上げたような表現は見当たりません。


少しがっかりしていますが、相賀地区は小さな動きから始まっています。


今日は、良い勉強をしました。 市も市議会も市民も頑張っています。


是非、島田市を活気のある、元気なまちにしたいものです。