独フォルクスワーゲン 排ガス試験不正問題

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。


フォルクスワーゲンVW) による、”排ガス試験不正問題” が、世界を駆け巡っています。


ディーゼル車は、排ガスに多くの粒子状物質 (PM) や、窒素酸化物 (NOx)が含まれることから問題視されてきました。


近年、「クリーンディーゼル」 と言われる、低公害のエンジンが開発されて、「第三のエコカー」 として期待され、欧州では、乗用車販売の50%を占めるまでに拡大しています。


日本でも、トップメーカのマツダが新車を発売し、エコカー減税の対象となり、新車販売の2%位売れています。


そんな状況下で起こった不正だけに大問題になっています。


今、世界各地で起こっている異常気象や異常現象が、改めて温暖化ガスの排出量の増加に起因することが認識されて、今年末には、世界の国々が、フランスのパリ (COP 10) に集まって、今度こそ世界が一致した、温暖化ガス排出量の目標を決めようとしている矢先です。


フォルクスワーゲンと言えば、トヨタ自動車と並んで、世界の自動車メーカのトップである。


該当車数は、1100万台だという。


ものすごい数の車が、排ガス量をごまかして走っていたことになる。


ドイツと、フォルックスワーゲンは、どうするつもりなのだろうか。


これまで公表した、欧州の排ガス量だとか、目標値にも多少の影響が出る。


ソフトを変更するだけでは、どうしようもない。抜本的対策はどうなるのだろうか。


早急な性能改良しか信頼回復に道はない。