いずれ有料化の時代がやってくる。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。


10月23日 日経電子版に次のような記事が掲載されました。


政府は23日地球温暖化の被害の最小化を目指す国家戦略 「適応計画」 案をまとめた。日本として同計画を策定したのは初めて。豪雨などの自然災害を防ぐインフラの整備、暑さに強い農作物の開発など7分野で10年間に取り組む対策を盛り込んだ。11月に閣議決定し、同月末にパリで開かれる第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議 (COP21) で報告する。


要は温暖化ガスの排出削減と並行して温暖化に適応する手段をいろいろ講じて、温暖化の影響による 生命や財産、自然環境などの被害を最小化・回避しようとするものです。


温暖化の進行を予測しながら、それに対応した準備をすることは重要だ。


しかし、温暖化ガス削減努力をもっと真剣に、もっと切実にやらなければならない。


産業界の温暖化ガス削減努力に対して、家庭部門のそれは遅々として進まない。


家庭部門に甘すぎないか。


人間、一度便利さを味わったら中々元に戻れない。


例えば、便利な生活の中で発生するあらゆる ”ごみ” は、行政サービスによって全て回収されて、家庭内も、町中もきれいである。


しかし、ごみの中には自家処理できるもの、分別すれば資源に戻るものがいっぱいある。


本当にこんな生活をしていて良いのだろうか。


人口減が予測されています。


行政サービス費の一人当たり負担額はどんどん上がり、下がるところを知らいない。


いずれ、サービスカットや、 ”有料化” の時代がやってくることは必至だが、それを誰も言わない。


市民の誰かが、それを先頭にたってやらなければならない時である。