防災訓練のあり方

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (12月6日 日 AM) は、防災訓練に参加しました。


  ■ 朝 9:00のサイレントと同時に、安否確認のための 「全員無事」 の旗を玄関につるし、第一集合場所に集合し、隣り組長さんが、集まった人数確認


  ■ 次に第二集合場所 (ブロック) に移動し、ブロック長が、ブロック単位の集合人員の確認


  ■ そこから、町内の緊急避難場所へ移動し、そこに集まった人数確認 (第二集合場所で帰ってしまう人がいるので)


  ■ 今日の訓練は、多くの人が集まったが、何の注意・訓示もなく、出席者を確認して解散した。


相変わらず、形式化した訓練を繰り返している。 こんな訓練を何回やっても何の役にも立たないのだが。


災害発生時は、先ず、自分の家庭の安否確認だ。 (自助)


次に、隣り組の安否と、建物の確認だ。怪我人がいれば先ず救助や、応援要請だ。  (共助)


普段から整備した、「隣り組名簿」 の安否を残らず確認すべきだ。訓練では出席者人数だけの、おざなり確認だ。これでは訓練にならない。


次に、隣り組内の、これからの生活維持体制 (食事・寝床など) の話合いと、その実行だ。


公助に頼るのは、そのあとだ。


今日やったような訓練は、初動行為のためには何の役にも立たない。


防災訓練は、突破的に起こる事態を想定し、そのための初動行為の訓練を行うべきではないのだろうか。


先ずは、隣り組の危機管理体制の確立だ。


輪番制の隣り組長さんではなく、その組で最も信頼がおけて、動きに対応できる人を、危機管理の隊長に選んで、副隊長一名、伝令を数名選出し、それぞれの役割を普段から明確にして置けばよい。


防災訓練は、最初の一時間、その危機管理体制が機能するかどうかの確認を行い、終了後、今日のような全体訓練 (公助) を行えば、実際の役にたつことになる。


自助・共助は、地域でそれぞれ考えて体制を確立すれば良いという意見があるが、残念ながらそれが中々できない。


やはり、ここは、本部 (行政) が、号令をかけて確立する必要があるのではないかと思う。