茶草場農法の魅力を探す座談会

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (1月20日 水 AM) は、島田市農林課主催 「茶草場農法の魅力を探る座談会」 に参加しました。


しまだ環境ひろばは、お茶に関した活動は全くやっていませんので、何で座談会のメンバーに、と疑問に感じましたが、市民環境活動団体の立場で、座談に参加してほしい、とのことで引き受けました。


会場には、茶草場農法実践者 (農園事業者や製茶業者) が8名、販売業者が、2名、消費者が3名、市民団体が1名 計 14名が出席していました。


冒頭、 講師:静岡大学 稲垣教授より、「茶草場農法の魅力」 と題した講演がありました。


  ■ 世界農業遺産に登録された、「茶草場農法」 のキーワードは、「多様性」 と、「世界」  だそうです。


    教授は、見える茶草場より、見せる茶草場個性を発揮して、ブランド化し、販売もどんどん拡大したら良い。 


    世界農業遺産は、物や場所ではない。 従い、”どこ” ”どれ” を見える形にすることが肝心だ。

    
    そこが世界遺産とは違うところだという。


教授の講演を踏まえて、次に、販売促進研究所の指導で、 「茶草場の魅力を探る」 と題して、ワークショップに入った。


3班 (A・B・C) に分かれてのワークショップだ。


   ■ 先ず、ワークショップにより、島田市茶草場農法の魅力を全て上げる作業を行った。

   ■ その中で、「ぴか一」 の魅力を一つに絞った。

   ■ 「ぴか一」 とは、誰か、ターゲット (年齢・性別・人種などなど) を絞り出した。

   ■ そこに、どんな方法でアタックするか、具体的な方法を上げた。


最後に、3班の発表を行いました。


3班で作り上げた案は、これから更に検討を加えて、世の中に対して、「茶草場農法の魅力」 を打ち出すための戦略立案の参考にするとのこと。


3班の共通点は、お茶をきゅうすで飲む習慣がここまで後退した今、お茶の販売促進だけでは難しい。


やはり、手間や心を込めた茶草場農法の、体験ツアー (草刈り・茶摘み・茶もみなど) を組んで、ファンづくりを、時間をかけて地道にやることの提案でした。


今日は、急な集まりでしたが、有意義な時間でした。