基本力と準備力

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


スポーツの世界は、概ね、正月まではシーズンオフ、正月が明けてキャンプや本格的な練習が始まっています。


この時期は、各界の指導者のみなさんが、基本の大切さや準備力を強調します。


試練を乗り越えてきた人ほど、基本力と、準備力を重要視します。


基本を徹底的に鍛えて、その上に、「準備力」 を合わせ持った人や、チームがそのシーズンを勝ち抜く。


これができれば、結果はついて来る。


基本力と準備力が、ついたと確信できた時は、成功はやる前から実は見えている。


小さな活動ですが、市民 (団体) 活動も同じである。


しっかりとした企画と、準備をやった活動は、実施前から成功が読める。


しかし、市民活動は、往々にして、企画も、準備も、動員の仕掛けもおざなりが多い。


これでは、やる前から失敗が見えています。


開催してみたが、参加者が集まらない。 


講師泣かせ、行きあたりばったり、神頼みなのである。


ただ、それにしても、最近の市民活動に集まる市民は本当に少ない。


お祭り事や、何か恩典があれば集まる。


真面目なテーマ程、参加が少ない。


企画団体が、かなりの基本力を駆使して、準備をしても、参加する市民が本当に少ない。


真面目な企画者は、それでも何とか人を集めているが、毎回、同じ顔ぶれになり、市民活動の広がりを失っています。


いつも同じ顔ぶれでは、いくら人が集まってもその活動は成功とは言えない。


自助・自立した人づくり、連携や協働に目覚めた人づくりなど、社会の基本力が中々育たないし、伸びない。


社会の基本力の停滞・後退は悲しい現実である。


このままでは、真面目な市民活動家がいなくなってしまうだろう。