再エネ創出にもっと執念を。
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
地球温暖化問題が叫ばれて久しい。
世界の各地で、これまでにない異常な現象が勃発しています。
異常現象は明らかに、地球温暖化が起因していると言っています。
東日本大震災による、東京電力福島第一原子力発電所の事故を契機に、原発が全基停止されて以来、我が国の全発電量に占める、火力発電の比率は90%弱になっています。
原発がほぼゼロとして、残りの10%強が、再生可能エネルギーによる発電となっています。
10%強の中身は、まだ大半は、大規模ダムによる水力発電で、あれだけ大騒ぎしている、5つの再生可能エネルギー (太陽光・風力・地熱・小水力・バイオ) は、まだごく少ない。
太陽光が、あれだけ一般家庭の屋根にセットされても、全体に占める割合はごく少ない。
大規模ダム発電 8% + 5つの再生可能エネルギー 2.7% = 10%強
火力発電の中身は、LNGにシフトしていますが、約半分は、石炭と石油で占められています。
政府は、エネルギーのベストミックスを発表しています。
◆ 再エネ 22〜24%
◆ 火力 56%
◆ 原子力 20〜22%
原発を限りなくゼロにしたい思いは、全国民の願いです。
再エネ比率が、まだ10%強の現在、原発を即時ゼロにした時 (現状と同じ) 地球温暖化防止に弊害となる、「火力発電」 をこれから長い間容認することになります。
一方で、5つの再生可能エネルギーは、太陽光以外は、遅々として進まない。
地域には、再生可能エネルギーの創出に恵まれている場所がいっぱいあります。
静岡県が、最近、小水力発電の創出に傾注していますが、これらを足しても、静岡県の5つ合計の再エネ比率はまだ5%にも満たない。
これから5年後の、5つの再エネ比率は、5.7%の計画である。
島田市には、「小水力発電適正地」 がいっぱいありますが、市民の声の盛り上がりは皆無に等しい。
「しまだ環境ひろば」 と、 「大井川土地改良区」 さんが一生懸命になっているだけです。
脱原発を叫ぶのと並行して、再エネ創出の気運を高めないと、原発は減らない。
次々と再開して行きます。
地球温暖化による異常気象や異常現象により、世界の各地で人間生活を揺さぶる問題が多発しています。
火力発電を減らして、その分、再エネ比率を上げて行くことを、もっともっと考えなければならない。
ドイツは、原発ゼロを掲げて、再エネ比率が20%を超えたようです。
日本は、ドイツからみたらまだ相当遅れている。
再エネの創出に、国民がもっと執念を持って取り組まないと、脱原発は現実化しない。