今夏の節電要請は?

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 と 「事務局」 です。


今夏は、押しなべて 「暑い」 の予測が大勢を占めています。


猛暑が来れば、エアコンの使用量が増え、電力の需給がアンバランスとなり、数値目標を伴った節電要請が経済産業省から発令されます。


経済産業省認可法人 「電力広域的運営推進機関」 は、新電力の供給を含めた今夏の電力需給見通しを発表しました。


どうやら、東電HD管内以外は、判断基準の3%を超える見通しだという。


東電管内は、7月 0.7%、8月 2.7%と、逼迫が予想されるが、他の電力会社からの融通で3%は確保できると言う。


従って、政府は、今夏の節電要請を見送る見通しだという。


電気事業連合会のホームページでは、次のように記述しています。


 <2016年度夏季の電力需給見通し> 


◆ 2016年度夏季の電力需給は、猛暑となるリスクや直近の経済成長の伸び、企業や家庭における節電の定着などを織り込んだ上で、一定程度改善し、電力会社間の融通なしで、いずれの電力会社でも電力の安定供給に最低限必要な予備率3%以上を確保できる見通しである。


◆ ただし、引き続き、火力発電所における震災特例等による定期検査の繰延べや震災前に長期停止していた火力発電所の稼働等を前提としているとともに、火力発電に大きく依存しており、大規模な電源脱落や想定外の気温の上昇による需要増に伴う供給力不足のリスクがあることに十分留意が必要な状況である。


どうやら、今夏は、節電要請は出ないようだが、電力の多くを 「火力発電」 に頼っており、できる限りの、「省エネ」 「節電」 努力の継続と、再生可能エネルギーの利用による電力の創出気運は、もっともっと高めていかなければならないと思います。