「耕作放棄地」の再放棄が心配

NPO法人 しまだ環境ひろば 「市民農園 担当」 と 「事務局」 です。


しまだ環境ひろばは、5つの活動現場を持っています。


  ■ 4現場は、とうに5年は過ぎ、あと1現場は、今年5年目を迎えています。


  ■ しまだ環境ひろばの平均年齢は、70歳を超え始めました。


「相賀の里を良くする会」 も、5つ程の活動現場を持っています。


  ■ 5現場ともまだ1年目です。



いずれも耕作放棄地で、その一部は、国や県や市の耕作放棄地対策費の援助 (税金) を受けて、再生したものです。


その殆どが、放棄した地主との5年契約で成り立っていますが、もう既に5年を越えている現場も、地主から何の連絡もなく、自動更新となっています。


見渡せば、こうした例は、枚挙に暇がないほどで、全国的に物凄い数に上っているものと思います。


そのまま放置すれば、雑草地化し、害虫や悪臭の発生など、衛生面、健康面で大問題となります。


しかたなく、行政と、地域の有志が協働で再生し、何とか目立たないようにしていますが、受けての高齢化や後継者難で限界も近づいています。


政府は、大規模農業化を目指して、耕作を放棄している地主の、固定資産税の値上げを模索していますが、点在化している地方の耕作放棄地の大規模化は簡単には進展しません。


点在化していても成り立つ農業を考える (付加価値を上げる) 必要がありますが、なかなか農業だけでは食っていけません。


今、耕作放棄地を守っている人の高齢化や後継難が顕在化しています。


ここ数年で、また一気に耕作放棄地の再放棄が増えるのではないか、と心配されます。