「某中学校の同窓会」 の出席に寄せて

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


昨日 (11月6日 日 PM) は、某中学校 同窓会に参加しました。


昭和18年 遅生まれ組と、19年早や生まれ組の、現在72〜73歳の同窓生です。


卒業当時の生徒数は、8組 (殆どの組が、約50名で構成) 総勢 404名の大集団でした。


先生は、9名 (理由があって、1組だけ2名の担任) でした。


昨日の出席者は、同窓生が、90名 (出席率 22%) 、先生の出席は、2名で出席率も、22%でした。


お二人の先生は、来賓のごあいさつで、現在 88歳、83歳だとわかりました。


同窓生の46名 (11%) が亡くなっているとのこと。


出席してきた、90名 (約22%) は、まだまだ元気はつらつ。


返信はがきの近況報告を読むと、今回、欠席者 (ご逝去を除く) 268名のうち、半分くらい (全体の30%くらい) は、まずまず元気なようだ。


あと、全体の40%くらいは、今回音信不通、何らかの理由があるようだ。


参加者の皆さんと懇談すると、まだ元気で仕事を継続している人は僅かだ。


殆どの人が、旅行やスポーツなどの趣味と、お孫さんの面倒見や、家族とのふれあいくらい。


市民活動や、ボランティア活動に没頭している人は少ない。


現在、医療・介護にかかる費用が膨大化しているが、日本はどうやら高齢者対策を間違えたのではないか。


今、65歳定年が普通になって来たが、もう少し早く65歳定年に踏み切るべきであった。


65歳定年に従って、給与支給カーブをスライドさせて、もっと子育て世代に厚い配分をすべきだったのではなかったか。


選挙に出向く人の構成が、高齢者に偏っている現在、政治家は、高齢者に厚い配分をせざるを得なかった結果が、格差になって表れているようだ。


本来は高齢者への配分を削ってでも、若者への配分を厚くすべきだったのではないか。。


しかし、急にはできない。


そこで、今、「地域包括ケアシステム」 を推進しようということになっています。


重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療、介護、予防、住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムを実現しようというもの。


できる限り元気な高齢者を作りつつ、高齢者の望む在宅医療の推進をしながら、地域で支え合って、医療費・介護費も減らして、長い期間をかけて、それを若者に配分しようという計画である。


日本の平均寿命が80歳を越えた現在、定年は70歳でも良くなってきた。


とにかく高齢者が、なるべく医者にかからないよう、医療費を節約して、いつまども元気でいて、若者に配分が回るようにはしなければならない。