日本の森林の現状の課題
NPO法人 しまだ環境ひろば 「森づくり 担当」 と 「事務局」 です。
しまだ環境ひろばは、中山間部の山林整備まではとても手が出ませんが、近くの里山 2ヶ所(放置竹林)の維持管理を行っています。
少なくなりましたが、常日頃から草刈りを中心に維持管理しています。
小さな貢献ですが、周辺から喜ばれています。
さて、過日、日経新聞朝刊 コラム記事 「私見 卓見」 に、「林業の循環 100年の計必要」の記事を興味深く読みました。
記事は、今、日本の林業は、戦後の植林の成果で、10齢級(樹齢46〜50年)以上の成熟した木を切る、「主伐」 に適したものが5割を超えているという。
しかし、残念ながら、樹齢の分布が10齢級を頂点とする釣り鐘型だという。
先に行くほど細ると言う事だ。
植付けから伐採まで毎年一定量の事業になることが望ましい。
そのためには、第一に森林を資産と考える、所有者の意識を変えて行くことだという。
第二に、森林は、経済財であると共に、環境財であるという認識を持つことだという。
伐採したら、その分植えると言う事だ。
第三に、徹底したコスト縮減が必要だという。
最近は、伐採から植林までかかっていた時間が1年に短縮しているという。
記事は、山にお金が戻る仕組みを確立し、伐採から再造林までの循環を作る必要があることを強調しています。
日本は、国土の2/3が森林です。
記事が言う、3つの好循環を作って、日本の財産である森林を永遠に守って行かなければならない。