NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
しまだ環境ひろばは、平成15年8月に設立以来、今日で14年が経過しました。
平成15年に、行政と市民が協働して策定した、「島田市環境基本計画」 に書いた ”望ましい環境像” の実現のため改めて、「しまだ環境ひろば」 という会を作って、市民の取組み活動を始めました。
目的は、”島田市の望ましい環境像の実現” で、設立当初は会員みんなが頑張りました。
しかし活動の多くは、目的を達成するための手段が主で、目的を達成するための実行行為は少なかった。
学習会・勉強会・見学会・講演会・セミナー・シンポジューム・展示会 を何回も何回もやってきましたが、これらは全て目的達成のための ”手段” です。
これに対して、「生ごみ堆肥化」や、「レジ袋を拒否しマイバック持参運動」を展開するなどは、目的達成型の活動です。
学習会をやれば目的が達成されたごとくの勘違いをする会員がいます。
また、この手の会員が多いのです。
学習会は、イベントであり、一種のお祭りです。
お祭りをやって終わりが大変多い。
確かにお祭りも準備もいるし、後片付けもあり大変であることは分かりますが、目的はその次にあります。
お祭りで疲れ切ってしまうのです。
従って、市民活動は成果が少ないのです。
民間企業は、”手段” と ”目的” は、はっきりしており成果の上がらない活動はやりません。
市民活動でそこまで徹しきる必要はありませんが、良い事は少しづつ取り入れるべきです。
こうした考えを伝えると、市民活動と企業は違う、企業の論理を市民活動に持ち込むことはやめてほしい、とこれまで何度も拒否されました。
しかし、企業の良い所は真似て、市民活動にも成果を求めるべきだと考えるのは筆者だけだろうか。
今、企業をリターヤーして、市民活動に飛び込んできた比較的元気な高齢者が、市民活動を変えようとしています。
まちおこしなどの市民活動は最たるものですが、成功していないまちは、目的と手段を履き違えていることが多い。
成功しているまちは、これがしっかり機能しており、そこにしっかりした指導者がいます。
「しまだ環境ひろば」も、「相賀の里を良くする会」も、まだまだそこが不足しているように感じます。