対立からは何も生まれません。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


島田市には、「環境基本条例」 があります。


環境基本条例 第一条 (目的) には、市・市民及び事業者をすべての市民として位置付けて、「すべての市民が一体となって、循環・共生及び参加を基本とした社会の構築を目指し、地球的規模の環境問題を地域から解決していくための施策を推進することにより、もって市民が良好な環境の恵みを享受するとともに、健康で文化的な生活を営む権利の確保を目的とする。」 としています。


環境条例に基づいて、去る平成15年3月に、島田市環境基本計画書(第一次)」 が出来上がり施行されました。


それから10年経ち、去る平成25年3月に、島田市環境基本計画書(第二次)」 が出来て施行し、来年は10年計画の中間年で見直しの年です。


この15年、すべての市民が本当に心を合せて、環境基本条例の第一条にある目的を達してきたかというと必ずしもそうでは無かったと反省しています。


強く対立した記憶はありませんが、それでも腹を割っての相談はできませんでした。


しかし、最近、「すべての市民」 が気持ちを合せるようになってきており、種々な計画や出来事がスムーズに進むようになってきました。


過去は、市民団体といえば警戒心を持たれて、なんとなく気まずい雰囲気の関係にあったのではないかと思います。


対立からは何も生まれません。


なぜ雰囲気が変わってきたかと言えば、


 ■ 先ず市政のトップの考えが、すべての市民の協働に180度変わったこと。

 ■ それに基づいて、行政の役職者や行政マンの態度が一変したこと。

 ■ 市民団体の指導者の中に、協働や交流を目指す人が出てきたこと。

 ■ 一般市民も、参加や協働に目覚めてきたこと。


などが窺えます。


今日 (11月2日 木 AM) は、いくつかの課題を持って、行政の各課を回り打合せをしましたが、うまく相談に乗ってくれて、殆どの案件が大きく前進しようとしています。


すべての市民が、持てる得意分野や、技能・知識を分担し合って協働し成果を上げて行くことが肝心です。


もう、誤解に基づいた対立の時代に戻りたくありません。


心を開いて、協働し合えば難局を乗り越えて行けるのではないか、今日は確信しました。


良い、行政訪問の一日でした。