市民活動団体と、自治会の2足のわらじ

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今年度から同じボランティアながら、市民活動団体と、自治会の2足のわらじを履いている。


自治会活動は、底辺は住民で、隣組として組織化、更にブロックとなって、全体を執行部 (3役) が統率しています。


主な活動別に、自主防災組織や、委員会組織も別にあります。


隣組やブロックは、基本は輪番制だから絶えることはない。


自主防災組織や委員会組織また執行部も最近はなり手がないが、それでも何とか選出され組織化されます。


自治会は問題を抱えながらも大企業と同様に、組織も機能もしっかりと引き継がれて行きます。


自治会は、行政の情報伝達機関の役目を担いつつ、地域住民の相互組織としてしっかりと根を下ろしています。


それに比べると、市民活動団体は、多くの団体が後継者難に遭遇し、組織も機能も引継ぎに苦労しています。


中小企業の後継者難と似通っています。


役員や代表者が長い間その席を独り占めし、後継者の育成を疎かにして、余人に変え難しの状況になっています。


自治会が、特定地域の縦社会であるのに対して、市民環境団体は、専門分野をもって地域にまたがる横社会を形成しています。


だから、存在価値があるとも言えます。


NPO法は、NPOの価値を認めて、その存続を望んでいます。


NPO法は、収益も報酬も経費負担も、利益の繰り越しや投資も認め、ただ利益の分配だけを禁じて団体の継続を促しています。


市民活動団体には、そうした団体になるように育成しながら後継者を育てていく責任があります。


そういつも思いつつ、いつでもバトンタッチできるように活動に専念しているが、まだその望みはかなえられていない。