NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
このところ、地球温暖化関連のニュースが新聞紙上を賑やかさせています。
今日 (3月2日 金) の日経新聞朝刊 5ページに、「風力 買い取り価格下げ 太陽光と同じ18円」 の記事が報ぜられました。
確かに日本の再エネ買い取り価格は世界と比べて高い。
それは再エネで創出した電力を高く買うことによって、再エネ比率を飛躍的に伸ばそうと覚悟の上だった筈だ。
案の定、太陽光発電の買い上げ価格は当初48円だったものが、今や18円となり創出に大きなブレーキがかかっています。
消費者の負担は増えてきた事は確かだが、まだまだこれからの、「風力発電」 の買い取り価格を下げるのはどうかと思う。
政府が発表した2030年時点の電力のベストミックスは、
■ 再エネ 22〜24% ■ 火力 56% ■ 原子力 20〜22%
今現在、再エネ比率は、12%位だと聞いています。
まだまだベストミックス比率には大きく及ばない。
更に、殆どの原子力が止まっている現在、原子力発電比率を20〜22%にするコンセンサスが国民から得られていない中で、再エネにブレーキを掛けることがベストの選択だろうか。
小水力発電は、水利権の許認可問題が普及を妨げ殆ど普及していませんが、買い取り価格は維持されています。
まさか、小水力発電まで買い取り価格を下げようとしてはいないと思いますが、今は我慢の時ではないのでしょうか。
考えさせられる今日の新聞記事でした。