横糸と縦糸の協働・連携

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


しまだ環境ひろばは、環境保全をテーマに、島田市という特定地域の中で活動している環境市民団体です。


島田市と言っても広域で、この中には多くの自治会・町内会と、地域に根差している地区団体が存在する。


活動を市民に浸透させるにはどうしても、自治会や地区団体との協働・連携が不可欠である。


しかし特定地域を持たない団体は、地域に入って行くことは中々出来ない。


自治会や地域団体は、その地域における浸透力は極めて強いが、専門知識に欠ける。


特定分野 (しまだ環境ひろば = 環境分野) で特定地域を持たない団体は、専門知識にはたけているが活動の浸透力は弱い。


    ■ 自治会や地域団体 = 縦糸

    ■ 特定分野で特定地域を持たないで広域活動をしている団体 = 横糸


縦糸と横糸が協力し合えばこれほど強いことはない筈である。


しかし、現実は横糸と縦糸の協力は極めて少ない。


理由は良く分からないが、協力どころか、仲が悪い。


これは全国的傾向である。


島田市でも横糸と縦糸が協働・連携しているケースは極めて少ない。


お互いが折れないからである。


今、しまだ環境ひろばは、これをやろうとしています。


「相賀の里を良くする会」 と 「中溝自治会」 の役員入りをして、環境保全活動の浸透を目指しています。


もちろん、地域団体や自治会活動を優先させて、その中へ環境保全活動を少しづつ浸透させるやり方です。


この10年の市民活動の経験の中で、健全な市民活動を市民に浸透を計るためには、このやり方 (協働・連携) しかないと思ったからです。


いくら市民活動を一生懸命にやっても、市民に浸透しなければ何の意味もない。