NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日 (3月16日 金) は、「生活情報交換会 3月例会 (第102回)」 に参加しました。
生活情報交換会は、某企業の退職者数人が、ボケないで人生を有意義に過ごして行こうと始めた情報交換会ですが、今や一企業を越えて異業種のみなさんが集まり多様化し、今回で102回という伝統のある会に育ってきました。
毎回、時節柄を得た有意義な話を聞けるのも幹事団のお蔭ですが、今回は、講座名 「清水港ってどんなとこ? 〜清水港の7働きと魅力〜」 で、静岡市役所 清水港振興課 眞田 剛光 さんによる出前講座でした。
内容は、
■ 清水港は国際拠点の港湾として大きく変貌 (過去と現状と未来)
■ みなと色彩計画 → 26年前から港の色彩の統一感を目指して、重機や建屋の色彩を計画的管理
■ 「はたらく港」 から 「楽しむ港」 への変貌
に及びました。
お話を聞いて、昔、大型客船の 「さくら丸」 を貸切って、空調機を客室に展示して、福岡・大阪・清水・東京の4会場を、関係者を乗船させたまま移動し、港に寄港する都度、その地方の関係者を展示会にお招きするイベントを思い出しました。
4会場による展示会を一回の設置で済ませて、会場を移動するというその当時は画期的なアイディアによる展示会でした。
お話では、清水港では、「港湾客船誘致委員会」 という組織があって、客船を誘致しておもてなしをしているという。
当時は、新茶のサービスから、歓迎セレモニーは、地元の高校生のブラスバンドを呼んで来て全て手づくりによるおもてなしでしたが、昔のことを思い出して、つい現状のおもてなしの内容について質問してしまいました。
また、26年前から、港の 「色彩計画」 を実行し、今や港全体が統一感のある色彩になったという紹介があり感心しました。
誰かが、将来の清水港の発展を夢見て始めたことが今になって生きて来る! 素晴らしいことです。
どこの自治体にも、景観条例という規律がありますが、誰かがそれをしっかりと維持管理していないと、いつの間にか景観は崩れます。
経済優先に負けてしまいます。
島田市でも、本当に素晴らしいお寺と桜の景観が、そのすぐ前にマンションやアパートを平気で建設した事例があります。
唯一残っていた田舎の水路が、全面コンクリートに変ってしまったケースもあります。
今日の色彩計画を聞いて、誰かが懸命にやらないといつの間にか景観を崩し取り返しのつかない状態になることを、今日のお話を聞いて改めてそう思いました。
今日も良い話を聞きました。