「しずおか 自転車物語」を聞いて

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (6月15日 金 AM) は、「生活情報交換会 6月例会」 に出席しました。


生活情報交換会は、某企業をリタイヤ―した数人の有志が、良い話を聞いて、それをこれからの人生に活かしながら第二の人生を有意義に過ごして行こうと始めたものです。


筆者も努めて出席しています。


今回で106回目、今日の出席者も38名と盛況で伝統ある会に育ってきました。


今日のテーマは、「自転車のまち ”しずおか” をめざして ― しずおか自転車物語」 で、講師は、静岡市交通政策課 石原さんと松下さんでした。


大変分かりやすい話でした。


静岡市は、「世界水準の自転車 ”しずおか” の実現」 を目指してスタートを切ったという。


静岡市が、そんなテーマに挑戦しているとは知りませんでした。


話は、静岡市の自転車の歴史から始まりました。


  ■ 静岡市で最初に自転車に乗ったのは、江戸幕府15代将軍 徳川慶喜ではなかったか。


    明治に入り、29年間を静岡市で過ごした慶喜公は、自転車をこよなく愛し、市内のあちこちを走り回っていた記録が、徳川慶喜邸日記や日誌に残っているという。


    ただ残念ながら、慶喜公が自ら自転車に乗っている写真は未だに見つかっていないという。


  ■ 明治28年 (1895年) には、県内初の自転車専門店が開業したという。


  ■ 昭和30年代には、静岡駅に到着する一番茶を問屋まで自転車で運んで取引の一番くじを競った、「才取り」 という人々の話。


  ■ 静岡市には、「競輪」 があるが、才取りの中から何人もの競輪選手を輩出したようだ。


自転車に関してこんな歴史を持つ静岡市では、「世界水準の自転車都市 ”しずおか” 」 の実現を目指しているという。


基本目標は、6つ。


  ◆ 健康の増進 ◆ 環境負荷の軽減 ◆ 利用の促進 ◆ 賑わいの創出 ◆ モラルの向上

  ◆ プライドの確立


目標達成に向けて、


  ◆ ハード的対応   →  安心・安全で快適に利用できる走行空間づくり

  ◆ ソフト的対応   →  ルール・マナーの徹底

  ◆ マインド的対応  → 自転車の楽しさ・思わず乗りたくなる環境づくり


を地道に実行していくという。


自転車の活用による都市づくり! 地に足をしっかり付けて成功し、是非とも全国の見本になってもらいたい。


今日も良い話を聞きました。