橋が落ちる

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


1月30日 長野県栄村の村道、中条川にかかる 「中条橋」 が、落下しているのを、村職員が発見したという。


幸い、巻き込まれた人や車はなさそうで、不幸中の幸いでした


この橋は、1963年 (昭和38年)に建設された、長さ95m 巾約7m 水面より15mの落差もある大きな橋ですが、建設から49年経ち、どうやら地震で、地割れができていたらしい。


日本には、長さ15m以上の道路橋が約5万5000あり、建設後50年以上を経た橋は、8%を占めるという



この割合は、10年後には26%に、20年後には53%に増加すると予想され、橋の劣化は進行中だという。


現に、損傷・劣化による、通行車の重量制限などを行なっている橋は、昨年度で1,129件に及んでいるという。


社会資本の維持管理には、予防保全が欠かせないが、かなりの県で、技術力不足や、予算不足で、それを怠っているという。


事が起こってから対処する、後手後手の対応がここにも見られる。


誰かが立ち上がって、予防保全の仕組み (予防検査、補強・改築、資金手当て法など) を作らないと大変な事が起ころうとしています。