NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
食品業界には、賞味期限までの3分の1を過ぎると小売店に納入せず廃棄する習慣があり、大量の食品が無駄になっているという。
去る3月25日、農林水産省は、実験に基づいて、まだ食べられるのに廃棄されている 「食品ロス」 を、工夫すれば年間4万トンも減らせる試算結果を公表しました。
この報道をきっかけにして、食品業界で、納品期限や、賞味期限延長の研究が加速し、インスタントラーメンや、飲料のメーカーでは、既に期限延長した商品の出荷が始まっています。
農林水産省によると、2010年に発生した食品廃棄物は1713万トンで、うち食品ロスは500万〜800万トンだという。
この動きは、食品全般に加速するものと思われますが、安易な期限延長に結びつかないよう充分な監視が必要と思う。
食品ロスを削減する事は大事ですが、あくまで、食品の安心・安全が前提の対策であることを忘れてはならない。