NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。
浜松市の中心市街地から、百貨店や、大手スーパーが撤退し、周りにある商店街もすっかり寂れてしまいました。
一方、静岡市は、JR駅〜呉服町・七間町〜新静岡駅に至る狭い範囲に、百貨店・商業施設・商店街がひしめき合って、にぎあいを保っています。
特に、最近開店した、新静岡駅 (セノバ) 〜 伝馬町への賑わいは、新しい人の流れをつくり、極めて顕著な成功例である。
次々と、スピード感をもって打ち出している、ライバル店同士の売り出しの共催や、各種イベントが功を奏しているようだ。
人口もそんなに多くないのに、全国の地方都市と比べても珍しく、ウイークデーでもどの時間帯でも、常にぎわっています。
全国有名専門店の進出の話は、まだいっぱいあるらしい。
大型店を排除せず、商店街とうまく融和させた成功例ではないでしょうか。
さて、島田市の賑わいは、郊外のアピタや、その他スーパーのみで、中心市街地の寂れ方は顕著で、ウイークデーの日中は、歩いている人も殆どいない。
商店街が寂れてしまった事例は、全国に枚挙に暇がないが、その要因は、大型店と地元商店街の融和ができなかったことや商店街が魅力を失ってしまったことに起因すると思う。
島田市の中心市街地は実に狭いので、狭い範囲に魅力ある商業施設を集めれば元の賑わいを取戻すことができるかもしれない。
6丁目〜7丁目は、レトロな商店がひしめき合っているので、1丁目〜5丁目の賑わいが取戻せれば、自然に復活する可能性が高い。
1丁目〜5丁目は、商店街の道路や歩道が広すぎ、商店街の体をなしていない。
これを補完するためには、商店街に、定期開催の、朝市・軽トラ市・フリーマーケットなどを開設し、賑わいを呼び込む。
南北の道路には、横丁を何本か作る。
無料駐車場を近回りに確保する。商店街のちょっと裏側には、日中空いている場所がいっぱいある。
とにかく原点に帰って思い切った対策を展開してみることが必要ではなかろうか。