NPO法人 しまだ環境ひろば 「水とみどり分科会」 と 「事務局」 です。
2年前 (2011年) のタイの大洪水は、森林の過剰伐採による保水力の低下が原因だった。
外貨獲得源だった、チーク材の乱伐が主因だったという。
今はタイに変わって、隣のカンボジアやミャンマーにそれが移っており、やはり外貨獲得だという。
その輸入先が、木材の輸出に歯止めがかかった、中国やタイだというから皮肉だ。
自国の森林を守ろうと、更に貧しいよその国の森林の荒廃の片棒を担いでいます。日本もその例外ではない。
森林は、雨水の保水能力、二酸化炭素の吸収、生物多様性の保全などなど、その役割は計り知れない。
一方、国土の2/3が森林という我国に目を転じてみると、人工林の荒廃が進む中、スギやヒノキが、伐採の適齢を迎えているという。
国や県は、人工林に手を加えると同時に、国産材の活用策を懸命に講じています。
我国も、タイやミャンマーのような、乱伐の時代があり、それを乗り越えて、今の美しい森林が蘇っているわけであるが、国産材の活用と、森林保全の鉄則である、 ”切ったら植える” を守っていくことが肝心である。
国民・県民の最大理解の下、国や県が進めている、国産材の活用と、植樹・育樹の推進を、更に進めなければならないことを痛感します。
しまだ環境ひろでは、中山間部の森林整備まではとても手が出ませんが、近隣里山2ヶ所の、放置竹林の伐採と再生活動を手がけています。