NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。
今は、「エアコン」 ずっと昔は、「クーラー」 と言われていました。
■ その理由は、昔は、真夏の部屋の空気を冷やす専門 (冷房専用) の家庭用電気製品 = クーラー でした。
■ そのうちに、”ヒートポンプ” という、空気中の熱をくみ上げ、少ない電力で大きなエネルギーを作り出す技術が発展し、冷暖兼用の家庭用電気製品 = エアコン (エアーコンディション) として育ってきました。
◆ ところが、このヒートポンプ式のエアコンは、暖房の立ち上がり時に充分な温度を得られず、なかなか主役とはなれませんでしたが、技術力のアップによりこれを乗り越えて、現在では殆どが、”エアコン” で、冷房専用機はごく僅かです。
◆ 暖房の立ち上がり時に充分な温度が得られなかった時代には、北海道や東北地区の暖房器具としては役に立たず、特に北海道では、「冷房専用機 = クーラー」 しか売れませんでした。
※ 昔の笑い話ですが、沖縄地区では、常夏ですので、”暖房は不要” から、冷暖兼用機 = エアコン は売れず、クーラーしか売れませんでした。
※ 北海道と沖縄は、気候も全く違う地区ながら売れる製品は同じでした。
■ 最近のヒートプンプ技術の更なる改良により、外気温が15度でも60度の温風を出せる製品などが開発されて、北海道や東北でも、”エアコン” の利用が増えてきました。
◆ 機器の省エネ性能の向上や、住宅の機密性能のアップ、石油の高騰なども、エアコンの利用を高めています。
中部地区でしたら、厳冬期でも、慣れたら ”エアコン” で十分です。
市民のみなさん、エアコンをうまく (快適・省エネ・節電) 使って、今冬を乗り切りましょう。