NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。
今年度のノーベル物理学賞に、青色発光ダイオード (LED) を開発した、名城大学教授 赤崎 勇氏、名古屋大学教授 天野 浩氏、カリフォルニア大学バーバラ教授 中村修二氏に決まり、日本国内中がその功績に沸きました。
従来の白熱電球は、細い電線を加熱して、そこから出てくる光を利用しているので消費する電力は熱として消失する割合いが高い。
LEDは、窒素ガリウムという半導体の結晶の中で、電子が抜けた穴に、電子が再結合したときに放つエネルギーで発光するので余分な熱を発しない。ゆえに電力消費が少ない。
家庭やオフィスで使われている電気製品のうち、電力消費量が二番目に高いのは ”照明” です。
LEDは、高効率照明の切り札で、将来にわたって、その普及や用途の拡大が期待されています。
従来の白熱電球や、蛍光灯と比べると、
◆ 電力使用量は、8割減に
◆ 寿命は、白熱電球が、1000〜2000時間に比べて、4万時間と超長寿命
◆ 使用済の時、廃棄する物も少ない
◆ LEDの光は、紫外線をほとんど含まないので商品が色あせしにくい
◆ 光の色が豊富で、演出性、自由度が高い
節電・省エネ・温暖化防止の切り札です。