燃料電池車の話題で持ちきり

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。


環境負荷の少ない 「エコカー」 の話題が騒がしい。


■ ハイブリッド車(HV)ガソリンエンジンと、電気モーターを併用して走る。既存のガソリンスタンドで燃料を補給できるため、普及しやすく、国内新車販売の3割になっている。


■ プラグインハイブリッド車(PVH):家庭用電源で充電可能、HV車よりも電気モーターでの走行距離が長い。


■ 電気自動車(EV):電気モーターだけで走る。満タン充電でも走れる距離が短い。


■ 燃料電池車(FCV):水素と酸素を燃料電池で化学反応させて電気を作り、動力源となるモーターを回して走る。まだ高価格で、水素スタンドの増設が大きな課題。


4つのエコカーの中でも、燃料電池車の話題で持ちきり。


  ◆ 走行時に、二酸化炭素 (CO2) や、 (窒素酸化物 (NOx) などの有害物質を排出しない。

  ◆ 3分程度で水素をフル充填可能で、ガソリン車並の約700km走行できる。

  ◆ よって、「究極のエコカー」 と言われている。

  ◆ 水素は、灯油・液化石油ガス、将来は太陽光などで発電した電気を使い、水を電気分解して水素をつくり出すこともできる。

  ◆ 水素は化学工場などの製造工程でも多く発生する。

  ◆ トヨタが、昨年末、世界初の市販車 「ミライ」 を発売しました。

  ◆ ホンダも近々、発売の予定。


更に、トヨタ、「燃料電池車の特許を無償開放する」 と発表し世界を驚かせています。


知的財産よりも、”普及による主導権の確保” を優先させたものだという。


電気自動車の普及を追い抜くかもしれない。