市民活動における事務局の苦労

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


多くの行事や会合日程は、出席団体に事前の照会もなく一方的に通知がきます。


いちいち団体の都合を聞いていたらきりがありませんのでそれはそれで良いと思います。


団体の中で、都合のつく人に出てもらえばすぐ話ですから。


どうしても都合のつかない団体は欠席となりますが、そのために再度日程調整は必要ないと過日の市民活動学習会で教わりました。


問題は、団体の中での会合の会員日程調整です。


3人集まれば3案、5人集まれば5案があり、なかなかまとまりません。


一人でも欠席裁判のないように、手間をかけて調整するのですがそれでも都合のつかない委員が出てきます。


都合を聞いてもらえなかった委員からは文句が伝わってきます。


最大公約数で決めているのですが後味が良くありません。


さて、多くの会合では、席上で事務局から、提案とかレジメとかの配布をし、議論を進めるのですがこれまた集約までもっていくのに大変です。


資料が席上で配布された場合、出席委員はその場で場当たり的発言をします。


資料は事前配布がベストですが、これは大変な労度と経費がかかりなかなかできることではありません。


市民活動の会合の場合、最初から答えが用意されるか、どちらかを選ぶ場合が多いのですが、この場合は集約までもっていくのは比較的楽ですがこれでは、達成感ややりがいを得られません。


新しい市政になって、市民と行政の会合が増えていますが、最初から答えは用意されず市民に回答を求める会合が増えているように感じます。


新しい協働のスタイルが始まったように感じます。


このような会合では、市民が事前勉強をして、自分の考えを持って臨むことになります。


こういう市民が増えることによって市政が変わってきます。


今、まだその途中です。


それこそが、自主自立できる市民づくりであり、新しい協働でもあると思います。


出席委員の日程調整といい、充実した議論ができる背後に、苦労している 「事務局」 が存在します。


ご苦労様です。


地味な仕事ですが、「事務局」 がしっかりしなくては、良い議論や答えを得ることはできません。


頑張ろう !