藤枝で、古民家を改装して地域活性化が始まった。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


去る11月14日(土) 日経新聞 朝刊 39頁 静岡経済欄に 「藤枝の里山で田舎体験提供 古民家改装 人気じわり」 の記事が掲載されました。


120年前に建てられた古民家を、私費で生まれ変わらせたという。


助宗ひだまり倶楽部」 の事務局長 Tさんだ。


改修費は、2,000万円もかかったという。


それでも、柱や壁にはところどころに傷やはげた部分が目立つが、「昔の雰囲気を感じてほしいからあえて手を付けづに残した」 という。


地元の仲間14名と設立した 「助宗ひだまり倶楽部」 は、ここを拠点に田植え体験や、カラオケ大会・同窓会など一般利用にも対応しているという。


島田市相賀地区にも、「相賀の里を良くする会」 が、地元活性化を目的に立ち上がった。


相賀地区にも、「古民家」 が数件ある。


手を入れるとなると、相当のお金がかかり、また耐震も問題だ。


既に手を入れて、いつでも藤枝のような、イベントができる古民家もある。


「相賀の里を良くする会」 は、地域活性化の手段として、古民家活用も重要なアイテムの一つだが、耕作放棄地 (山手・田んぼ・畑) の再生による景観と6次化産業化、その他いろいろな構想がある。


しかし、構想を実現するためには、そこに高いハードル (地元の理解・資金・仲間の強い意志などなど) が存在する。


この一歩を踏み出せるかどうか、が最大の問題なのである。


藤枝 「助宗ひだまり倶楽部」 のように、Tさんの自己資金投入と、14人の仲間がいて、ハードルを乗り越えた。


相賀の里を良くする会」 は、まだこのハードルを乗り越えられないでいるが、その決断の時期がやってきている。


重要な岐路に立っている。