今日は、「生活情報交換会 2月例会」へ出席

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(2月21日 金 am)は、「生活情報交換会 2月例会」に参加しました。

 

当会は、某企業を退職したOBが、以後の生活を有意義に過ごそうと、平成22年4月、会員同士の体験談の報告や、意見交換会を目的に立ち上げた会ですが、今日で113回目、今や会員数は数十人になり、今日も48名の出席で大変盛況でした。

 

今日の講師は、松林カウンセリングルーム 代表 松林 三樹夫氏藤枝市在住)で、当会には2回目の登壇でした。

 

演題は、「DV.虐待加害者の暴力克服を目指して ~DV・虐待加害者カウンセリングの試み~」でした。

 

昨今、家族へのDVや子供への虐待が大きな社会問題になっています。その加害者の更生に力を注いでいるカウンセラーの松林先生から、DV・虐待の背景や対策等についてお話しをお聞きしました。

 

先生は、今日(2月21日)は、いみじくも町田市の実父による、「栗原みやちゃん」のDV事件の初公判の日ですと、話を切り出しました。

 

必死に訴えた、みやちゃんのアンケートを公表したり、父親が変らないまま、みやちゃんを家庭に戻したり、父親はしつけであると思い込むなど、本事件は典型的なDV事件だという。

 

先生はご自身が手掛けた2つの事例を上げて、DVの真実を語り出しました。

 

 ■ Aさん 40歳代 妻と再々の喧嘩を繰り返し離婚、再婚後まもなく妻を殺傷し、刑務所生活を終え出所後に、今度は子供たちにDVを開始したケース。

 

 ■ Bさん 35歳(女性)、同棲後結婚し、夢を見て大声を上げたり、暴れて暴力をふるったり、殴ったり、DVを繰り返したケース。

 

どのDVにも共通点として、生い立ちの中で、親たちに怒鳴られ、殴られ、その連鎖がある。

 

怒りを心の中に閉じ込め、ささいなことで爆発する無意識の連鎖であるという。

 

心の中に、ストレスやイライラを溜め込み過ぎると外に溢れ出る。

 

 ■ それが自分へ → 不登校・引きこもりなど

 ■ 家族へ → 家庭内暴力

 ■ 外部へ → いじめ・パワハラ・セクハラなど

 ■ 表現活動(遊び・スポーツなど)へ発散できれば良い。

 

従って誰にも生じ、紙一重である。

 

児童虐待は、親は一様に「しつけ」でやったという。

 

しかし、無意識の内に、過去に受けた仕打ちが現れる。

 

DVの加害者は、実は被害者でもある。

 

これを直さない限り、明日はないと認識すべきである。

 

従って、DVのカウンセリングは、無意識をしっかり認識させることから始まるという。

 

吐き出すことで、気持ちが楽になり、元気になって行く。

 

じっくり聞く、場合によっては直接対決、またノートに書いて貰う。

 

これを克服しないと、明日はないことをしっかりと意識させなければならない。

 

カウンセリングという仕事は、人に生き直しのチャンスを与えることである。

 

先生は、最後に話題を変えて、夫婦円満のコツを話し始めました。

 

 ■ 愛は、相(相談相手)と、合(話合い)通じ、団らんを持つこと。

 ■ でも・しかは否定に通じる。先ずは受け入れよ。(共感)

 ■ YOUメッセージ → Iメッセージ

 ■ 妻用翻訳機を持て。 聞き流し・負けて勝つ。

 ■ 家庭で一番偉い人は妻、妻には勝たない、勝てない、勝たなくても良い。

 ■ 非勝三原則は、ありがとう・ごめんなさい・愛してる

 ■ 男の威厳は、妻と子供を笑わせること。

 

今日は、二回目の先生の話でしたが、また良い話を聞きました。

 

ありがとうございました。