SDGsを身近な行動の指標にして行こう。
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
2015年(平成27年)9月の国連サミットで、2016~2030年の15年間で、地球規模の課題を解決するために掲げられた国際目標 「誰ひとり取り残さない(no one will be left behind)」を理念に17の目標(ゴール)と169のターゲットが設定された。
これが、「SDGs」 です。
■ Sustainable Development Goals
(持続) (発展・開発) (目標)
<17の目標>
◆貧困をなくそう ◆飢餓をゼロに ◆すべての人に健康と福祉を ◆質の高い教育をみんなに ◆ジェンダー平等を実現しよう ◆安全な水とトイレを世界中に ◆エネルギーをみんなにそしてクリーンに ◆働きがいも経済成長も ◆産業と技術革新の基盤をつくろう ◆人や国の不平等をなくそう ◆住み続けられるまちづくりを ◆つくる責任使う責任 ◆気候変動に具体的な対策を ◆海の豊かさを守ろう ◆陸の豊かさも守ろう ◆平和と公正をすべての人に ◆パートナーシップで目標を達成しよう
SDGsが設定された背景には、地球がいよいよ限界に近づいているという危機感からです。
この地球には今、76億人が暮らしています。
世界中の人が、先進国並みの生活をしたら、地球3個分くらい必要だと言われています。
76億人が、幸せに、豊かに暮らして行くには、みんなで支え合い、譲り合いしかないのです。
今、世界の各地で、災害や貿易戦争や人種差別などなど、環境・経済・社会問題が多発していますが、決して遠く次元の違う問題ではありません。
どの問題も、政治家や企業経営者や学者たちだけの課題ではありません。
私たち一人ひとりが、身近な問題として捉え、みんなで実行していかなければならない課題です。
そういう意味で、SDGsは、世界中の一人ひとりが主役なのです。
<私たちの生活の周りには、身近な課題がいっぱいです>
■ 7月1日から始まった、「レジ袋の有料化」は、マイバックを必ず持参してレジ袋を貰わない習慣を身に付ける。
■ 紙は燃やさない。丸めてごみ袋にポイはやめて、平たく伸ばして紙の分別箱に入れて決められて日に排出をする。
■ ペットボトルのラベルは取り外して排出するクセをつける。
■ 余分に作らない、食べ残さない。
■ シャワーを出っぱなしで使わない。 などなど
地球環境に関する問題は、みんなで問題を共有化し行動することです。
当たり前と考えて来た今の生活を見直せば資源の無駄をなくすことにつながり、それが貧困や飢餓をなくすことにつながって行くのです。
SDGsは、自発的な取組みが基本です。押し付けられてやるものではありません。
やれる人がやれるところからやるのが、ルールです。
一人ひとりの行動や節約の量は小さいが、それが纏まった時の大きさは凄いものです。
毎日、私たちが出す家庭ごみの量は、800g(両手一杯ほど)ですが、人口10万人の島田市では、年間30,000トン(2トン車で15,000車分)にもなるのです。
島田市では、昨年発令した、「第二次環境基本計画書」冒頭でSDGsを取り上げて、計画の指標にしています。
一人ひとりの節約はバカになりません。
今、国・自治体・企業・学校・市民団体などあらゆる団体が、SDGsを掲げて、事業を推進し始めました。
SDGsは、その団体の評価を高め、軽視すれば資質を問われるまでに、重要な指標になってきました。
私たちも一人ひとり、SDGsを身近な行動の指標にして行こう!