エネルギーの大転換

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

地球温暖化防止活動、日本は1997年(平成9年)京都議定書を纏め上げ世界を先導するやに思われました。

 

しかし2015年(平成27年)の「パリ協定」に基づいて立案された国内基本計画は、世界の国々から相当に遅れを取るものでした。

 

昨年9月、新内閣の発足と共に宣言された「温暖化ガス排出量実質ゼロ」は、国内はもとより、世界の国々をも驚かす一大宣言になりました。

 

正月1月1日から連載で始まった、日経新聞朝刊一面記事「第4の革命 カーボンゼロ」には、新しい言葉が踊っています。

 

人類史 「農業」~「産業」~「情報」に次いで「カーボンゼロ」は第4の革命に匹敵するという。

 

       <日経新聞朝刊トップ記事 特集「カーボンゼロ」>

 

 ■ 1月1日 NO.1 「脱炭素の主役 世界を競う」

  ◆ 「カーボンゼロ」は、世界の2/3にあたる126ケ国・地域が表明

  ◆ 米国を含めると世界の63%がゼロを約束

  ◆ 地下2千mの岩盤にCO₂を半永久的に封じ込める技術が進む。

  ◆ 日本は排出削減の国外出現特許で10年連続世界第一位

  ◆ 太陽光だけで走る車

  ◆ 電気無しで水を水素に変える技術

 

 ■ 1月3日 NO.2 「企業価値を決するGX」

            ※ GXとはグリーントランスフォーメーション

  ◆ 黒(石炭・石油) → 緑(再エネ)へ転換

  ◆ カーボンゼロを制する者が世界を制する時代はもう来ている。

 

 ■ 1月4日 NO.3 「カーテンで発電する日」

  ◆ 緑の電力を増やす。 ※ 緑の電力とは、CO₂を出さない電力

  ◆ フイルム型の太陽電池の開発

  ◆ 潮流発電 ※ 物凄い潮の流れを利用する発電

  ◆ カーボンゼロは、「石油の世紀の終焉」

 

 ■ 今日(1月5日) NO.4 「水素 次世代を制す究極の資源」

  ◆ 緑(グリーン)の水素を生み出す。

    * 洋上風力で電気を起こし、海水を分解して水素を生み出す。

    * 水を分解して水素をつくる。

    * 太陽光から水素をつくる。

 

この連載はいつまで続くのかな。毎日読むのが楽しみだ。

 

黒から緑へ、エネルギーの大転換が始まる中で、石油や石炭を生活の糧にしてきた国々、技術や資源を持たない国々はどうなってしまうのだろうか。

 

 ◆ 中東地域の石油の利権を巡っての覇権争いなどはどうなってしまうのだろうか。

 

 ◆ 貧しい国、発展途上国はどうなってしまうのだろう。

 

今、世界は、SDGs(エス・ディー・ジーズ 持続可能な開発目標)を目標としています。

 

SDGsは、誰ひとり取り残さない(no one will be left behind)を誓っています。

 

SDGsは、「みんなのための・みんなで支える」指標であり、国・自治体・企業・個人など誰もが参加できる枠組みになっています。

 

世界中の一人ひとりが主役です。

 

私たち市民も、エネルギーの大転換「カーボンゼロ」に積極的に参加しよう。

 

先ずは、「ごみの削減」「省エネ・省資源」など身近なテーマから!!