「島田市くらし・・環境展」から学んだこと。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

去る11月12日 土曜日に、島田市音楽広場 ぴ~ファイブにて開催した島田市くらし・消費・環境展2022」のしまだ環境ひろばブースでは、テーマを「SDGsで循環型社会づくり」を訴えました。

 

事務局の非公式発表では、約700名の市民の来場があったことが伝えられましたが、コロナ禍で来場者の減少が予想される中、例年並みの賑わいになったことは喜ばしい。

 

市民は、お祭りやイベントには集まるが、「環境」という地味なテーマの展示会には中々集まらない。

 

しまだ環境ひろばブースにも市民が押し寄せ、午前中の3時間は、説明と対応に大わらわでした。

 

しまだ環境ひろばでは会員総動員で対応し、役割分担をしました。

 

先ずは説明を聞いてもらう、次に環境〇✕クイズに挑戦してもらう、次いで現在会員を募集中の「市民農園への参加」・「手づくり味噌の会への参加」・「ごみの減量化」を促す順番で来場者に対応しました。

 

筆者はもっぱら説明を担当、説明看板(幅2700mm×高さ2400mmの大看板)を棒で指しながら、SDGsという言葉を聞いたことがあるか?を問いながら、その意義や意味を訴えました。

 

聴いてくれたのは、小学生とそのお母さん・お父さんと高齢者が大半でした。

 

当展示会の欠点は、中学生・高校生・大学生や20~30歳代の独身者の来場者が極端に少ないことだ。

 

 ■ SDGsを聴いたこともないし、知らない人はほぼ皆無で驚きました。

 ■ しかし、詳しい中身までは知らない、というお母さん・お父さんが全体の半分

 ■ 小学生の殆ど、特に5~6年の高学年生は中身まで知っているようだった。

 

SDGsは、世界の多くの国が集まって決めた「持続可能な開発目標」で、17の目標と169のターゲットで構成され、「誰ひとり取り残さない」を誓っていること。そして「貧困をなくそう」・「飢餓をゼロに」をやさしく解説しました。

 

その上で、しまだ環境ひろばの3つの活動耕作放棄地を再生して市民農園化」、「市民農園で栽培した大豆を使って手づくり味噌の会を運営」、「ごみの減量化のため生ごみで堆肥づくり」を紹介。

 

これらの活動は、地球温暖化防止活動に貢献し、引いてはSDGsに繋がって行くことを説きました。

 

最後に、環境〇✕クイズで3つ回答を迫り、今日は3つ覚えて帰ることを来場者と約束しました。

 

 (1) 島田市のごみの量は、近隣の市町と比べて1.3倍である。

 (2) 島田市ごみ処理経費は、一日当たり450万円(高級新車1台分燃やしている)かかっている。

 (3) トイレットペーパーの芯(しん)も、分別すれば資源となる。

 

  ※ ちなみに答えは全て正解(〇)でした。

 

クイズに挑戦した市民は異口同音に、島田市がそんなにごみが多いとは」、「一日当たり450万円も使っている」なんて事は知らなかった、と答えていました。

 

ごみの減量問題は如何に易しく現状を知らしめ、ごみ減らしの行動は、抽象的ではなく、如何に具体的に運動化しなければならないことを、今回の展示会でも明確に教えられ、重要なことを学びました。

 

展示会は入り口である。