NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(11月9日 木)は、「しまだ環境ひろば 設立20周年記念活動展示ギャラリー」5日目です。
静岡市から筆者の友人で大先輩のUさんと、その友達のIさん、そしてUさんと筆者の共通の友人Hさんが来てくれました。
折角の来島田でしたので、最初に島田市の総合施設プラザおおるり開設40周年記念イベント「伊藤若冲と京都西陣織展」にご案内しました。
伊藤若冲のあの繊細な花鳥画を、コンピューターを介して、プロの西陣帯織り師による糸を介しての再現技術は見事!
糸を平たんに織って行くのだが、凹凸や遠近を巧みに表現するのは長年の技術の積み重ねがないとできないとのこと。
掛け軸サイズは制作期間は1年だそうだが、余談だが普通の額縁サイズでも2~3ケ月はかかり、価格相場は25万円とのこと。
今日は本当に素晴らしいものを鑑賞させてもらいました。
次いで、島田市地域交流センター歩歩路に移動して、「しまだ環境ひろば 設立20周年記念活動展示ギャラリー」を案内しました。
Iさんは静岡市在住、島田市の市民による「ごみの減量活動」や耕作放棄地の再生による「市民農園の維持管理」等は全く初めて聞く話であり、こんな活動が市民レベルで展開されていることは知らなかった、と感心しきり。
しかし一部の市民の活動が、どう多くの市民に浸透しているか?の質問には筆者も回答に窮しました。
痛い所を突かれました。一人よがりではどうにもなりません。
市民環境改善活動のネックは、一般市民に中々浸透しないことで、いつまで経っても市民の環境意識は変わらないことです。
活動展示ギャラリーで、過去の活動をいくらPRしても、それが一般市民に浸透していなければ意味がないわけで、それが最大のジレンマです。
人口減少、財政難が顕著に進む中で、過剰な行政サービスがどこまでも続くことはあり得ません。
突然ですが、ごみを焼いている時代ではないのである。
近い将来、大増税か、市民の自立か、それとも両方か、いずれにしても市民の当事者意識を求める時代は遠くない。
現在は一部の市民が先鞭をつけているが、一般市民がそうしなければならない時代が直ぐそこまでやってきていることは間違いない。