NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
日経新聞 朝刊 31頁 「経済教室 やさしい経済学」 をいつも楽しんで読んでいます。
今日 (11月12日 火) は、「サーキュラーエコノミ―を考える」 の4回目である。
サーキュラーエコノミーとは、「循環型経済」とも呼ばれ、従来の大量生産・大量消
費・大量廃棄の経済モデルに代わる、地球環境や労働環境にも持続可能性をもたせるオ
ルタナティブな経済の仕組みだと言われています。
今日の記事は、サーキュラーエコノミーが、完全な資源循環を目指す一方で、日本型の循環型社会はそこまで求めてはいないという。
廃棄物の焼却で生じる熱の利用に対する考え方に、その違いがあるという。
日本では、プラスチックごみが毎年900万トン回収されているが、内訳は次の通りだという。
■ リサイクル率は、80% と高い。
■ その内60%はサーマルリサイクル (熱回収) だという。
■ プラスチック製品に再生するマテリアルリサイクルは、約20%
■ 石油に近い形に戻すケミカルリサイクルは、数%だという。
以上の様に日本は、突き出して焼却処理が多いのが特徴だという。
島田市では、食品やお菓子の袋、ビニール袋などは、「燃えるごみ袋」に入れて焼却し、その熱を回収して発電し、焼却センターの大部分の電力を賄うという、サーマルリサイクルを行っています。
筆者は、生ごみと、雑紙は100%近く分別し資源化しているので、「燃えるごみ袋」 いつもプラスチックごみでいっぱいです。
本当に良いのだろうか。
燃えるごみ袋に入れないで別回収し、それを産廃業者に売っても、産廃業者から先は、エネルギーとして使われるか、プラスチックに再生されるかはわからないのでこれで良しとしています。
今日の記事は、今、世界では、完全な資源回収を目指した新しい競争が始まっている。と強調しています。
明日の、記事が楽しみだ。