当事者意識

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

先日、女性会員のOさんから、みんなで種まきした「菜の花の苗」や、みんなで刈り取りした「そばの実」が、台風で倒れていないか、雨でぬれていないか、心配で夜も眠れなかった、という発言があり、事務局として本当に嬉しく思いました。

しまだ環境ひろばには、夜中でもシート掛けをしたり、苗の避難をしたりする人がいますので安心して下さい、とお伝えしました。

ボランティアとは言え、心配するという事は、 ”当事者意識” の表れであります。

同じく女性会員のSさんが、作業日でもないのに、共同畑の草とりや、そばの落穂ひろいをやってくれています。

会員のKさんは、いつも見えないところで、いつの間にか、農道や畦の草刈りをやってくれ、いつもきれいです。

同じく会員のHさんは、いくつかある道具小屋の清掃を心がけてくれていつもきれいです。

ボランティアとは、自分の意思で ”志願” することですから、その日に出席するか、参加するかは、個人の自由です。

しかし、何か事を起したり、事業を請負ったりしたら、そう言うことでは成立たないことは当たり前です。

従って当事者意識 (責任感) を持った人がいない団体は成立たないのです。

畑一つ持っても、お天気との相談で、人の都合を待ってはくれないのです。

ボランティアから、NPOに移行すれば、当事者意識(責任)が芽生え、その団体の品質 (仕事の出来映え)や、納期 (期限までに仕事をやる) が守れるかごとき評価があるが、それは間違いです。

見かけだけ変えても、 ”当事者意識” が変わらなければ中身は変わらないのです。

たかがボランティアなんだから、品質や、納期なんかそんなに拘らなくても、
甘く見よう、見たら、という意見や評価が内外からありますが、だんだん無責任体制になり、”当事者意識” のある人が一人もいなくなり、その団体は自然消滅して行くのではないでしょうか。

当会では、これからも 自主志願が前提ですが、”当事者意識” のある会員を少しずつ増やし、近い将来NPOを目指したい。

写真は、「菜の花の苗 6000鉢 何人かの当事者意識のある会員で大事に育てられています。