食の安全の話

しまだ環境ひろば 「食生活分科会」 です。


今日 (10月21日 金) は、静岡生活情報交換会 10月例会 講演 「 食べてもだいじょうぶ? まちがいだらけの、食の安全 」 を聴くために、会員3名で出席しました。


講師は、静岡市保健所食品衛生課 Yさんでした。


■ 放射能は心配ないのか

放射線による人体への影響度合いを表す単位をシーベルトという。
放射線を出す能力を表す単位をベクトルという。

100ミリシーベルトを境にして、以上は人への影響は解明されているが、以下は分かっていない、とのこと。
日常、宇宙からいつも受けている値が、2.4ミリシーベルトで、これよりも数千倍低い値で、暫定規制値が設定されており、その規制値を超えた食品は「出荷停止」 されているので、市場に出回っている食品は、問題ないとの事。

■食品の期限 (賞味期限・消費期限)

賞味期限:腐りやすく、食中毒になるような食品以外の食品に表示されており、おいしさの目安であり、少しぐらい過ぎても問題はないと思うとの事。

消費期限:腐りやすく、食中毒になるような食品に表示されているとの事で、期限外は、食べない方が良いとの事。

食品添加物

何のために使うのか(①製造・加工に必要 ②味・色 ③ 長持ち ④営業強化)使っている量は微量であり問題ないとの事。

■遺伝子組み換え (大豆・とうもろこし・菜種など7品目)

米国で生産されている、大豆の94% トウモロコシの86%は遺伝子組み換え済みで、日本はそれを輸入している。 現在持っている科学で評価して安全としており問題はないとの事。あまり神経質にならない事だと言う。

サプリメント 取り過ぎないこと。

■輸入食品 
 
中国からの輸入品は、検査を通っているので問題はない。輸入量が圧倒的に高いので目立つが、率・割合で比べれば、他の輸入品と比べて高くない。

■食中毒

微生物による食中毒が圧倒的、とにかく過熱と手洗いが一番!! 
つけない(洗う) 増やさない(冷やす) やっつける(加熱)が大事 !


全体を通して、分かりやすい講演で、良く分かりました。


今日は、食品の番人、保健所の講演でしたが、別な機会に消費者側の科学者の話も聞いて見たい。