巣ごもり生活、プラスチックの多さに閉口!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

環境省は、去る8月30日、食品メーカーなどを集めて、世界全体の温室効果ガスの排出量の3分の1を占めるとされる食の分野から「脱炭素社会」の実現につなげるため、意見交換会を開いたとのこと。

 

食品メーカーや食品流通業者をとりまく「脱炭素」の課題は非常に多く根が深い。

 

第一は、メーカーにおける食品包装(箱や包み紙)に異常なまでにプラスチック使用が拡大していることだ。

 

第二に、消費期限や賞味期限など食品表示と、更に商習慣になっている食品廃棄問題がある。

 

第三に、流通段階で付与している、ストローやフォークやサジなどのプラスチック化が大きく進んでいる問題がある。

 

第四に、買い過ぎ、作り過ぎなど消費者行動が食品ロスに繋がっている問題がある。

 

コロナ禍、巣ごもり生活を続けていますが家庭内のごみ処理が筆者の日課になっています。

 

筆者は、「雑紙の分別」「生ごみの自家堆肥化」、最近では「草の乾燥化」に取組んでいますので、「燃えるごみ」は少ない筈ですが、食品やお菓子の箱や包み紙のビニールやプラスチックの多さには閉口しています。

 

ごみの自家処理を始めてから、45kg入りの燃えるごみ袋から30kg入りの袋に切り替えていますが、いつもビニールやプラスチック(箱や袋)で満杯です。

 

重量は軽いですが、30kg入りのごみ袋はいつも満杯です。

 

市が回収している燃えるごみの重量比は昔と余り変化はありませんが、風袋(体積)は増えているのではないだろうか。

 

ごみ収集車の延べ輸送距離数は増えているのではないか、一度聞いてみたい。

 

小泉環境大臣は、食品をとりまく「脱炭素」問題にメスを入れ、具体的な政策を打って行くと宣言していますので今後の行動が期待されます。

 

プラスチックの削減と分別回収によるリサイクルや、食品ロスの削減には思い切った政策が期待できそうだ。