「生活情報交換会 3月例会」に出席

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(3月18日 金 am)は、「生活情報交換会 3月例会)」に参加しました。

 

生活情報交換会は、某企業を定年で退職した数人が、第二の人生を有意義に過ごそうと互いの情報交換や有識者の良い話を聞こうと結成したものです。

 

原則として毎月第三金曜日に集まり、講師を招聘して講演会を開いているのですが、平成22年4月に第一回を開催して以来今回で136回を数え、今日の出席者は32名でした。

 

コロナ禍で1月より開催を自粛してきましたが、蔓延防止解除も漸く目処がつき、満を持しての開催でした。

 

同会の講演テーマは広く多岐に渡っているので、筆者(しまだ環境ひろば)は、努めて参加しています。

 

さて今日の講演の講師は(株)明治の加藤麻美栄養士さん、講演テーマは、第一部は「栄養士と学ぼう、乳酸菌の魅力」、第二部は「いつまでも元気で、健康な毎日のために ~フレイルを予防しよう~」でした。

 

講師加藤さんは、第一部の「乳酸菌とは」から話始めました。

 

乳酸菌とは、人にとって最も身近で有用な働きをする細菌で、ブドウ糖など糖分を分解して乳酸を作り出す細菌の総称を言い、人の体内に潜んで有能な働きをする善玉菌と言われていると言う。

 

明治の乳酸菌の種類は6,000種もあるが、次の3つの乳酸菌はその効能が顕著である。

 

 ◆ 唾液中の免疫機能を向上して風邪やインフルエンザを予防するもの

 ◆ 胃の粘膜を傷つけるピロリ菌の働きを抑え、胃がんなどを抑制するもの

 ◆ 食事由来のプリン体の体内への吸収を抑制し、尿酸値を抑えるもの

 

続いて講師は、「フレイルを予防しよう」に話を転じました。

 

フレイルとは、加齢により心身が衰えた状態を言い、健康と要介護状態の中間点だとう。

 

健康寿命とは、心身ともに自立した活動的な状態で生存できる期間をいう。

 

要介護状態を減らす=健康寿命を延ばすには、フレイルを予防するのが大切だという。

 

65歳以上のフレイルの有症率は8.5%、予備軍は52.2%もいるという。

 

フレイルは3つの側面(◆ 身体的衰え ◆ 精神・心理面の衰え ◆ 社会的側面の衰え)と、更にサルコペニア(筋肉減少症)のチェックと予防と対策が必要である。

 

フレイルの予防と対策は、栄養・運動・社会参画の3つが柱である。

 

何もしないと加齢とともに筋肉量は減少、しかし心掛け次第で80歳でも筋力や筋肉量は増加されられる。

 

フレイル予防は、バランスの良い食事とエネルギー・タンパク質の摂取である。

 

最後に、たんぱく質の多い食品と一日の食品と量(主食・副菜・主菜・乳製品・果物)を教わりました。

 

歳をとって来ると食事を制限したり量を減らしたりしますが、今日は若い人より高齢者の方がタンパク質は必要なこと、元気なうちからしっかり栄養を取ってフレイルを予防することを勉強しました。

 

食べられるうちが華か。食べられるのは幸せと言うべきかな。

 

講師の「加藤麻美さん」、今日はありがとうございました。