NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日(3月16日 水 am)は、所用と散歩を兼ねて、島田市役所の直ぐ北側にある、「島田市中央小公園」に立ち寄りました。
当公園は市内の一等地に位置し、広さは約10,000㎡(約3,000坪)と広く、蒸気機関車や遊具が設置されて休日は家族や親子連れで賑わっています。
昨日はウイークディの午前10時、気温は20度を超え、春の息吹が感じられ、天気は最高でしたが、何故か人影は全くありませんでした。
コロナ禍でしょうか。みんな忙しいのでしょうか。
夏に向かっています。公園の端っこには木々はあるが大部分は日除けもないひろば、これでは夏場は児童は遊ばせられない。
島田市は大井川という財産から水の恩恵を受けていますが、市民の親水意識は殆どありません。
大井川には水は殆どなく、発電のためダムから発電所、発電所からダムへと水は山の中のトンネルを流れ、市内はコンクリの用水路だらけです。
市内の用水路の殆どは暗渠であり、水は流れていますがダムに溜まった水が直接に流れて来るので水は藻が溶けてみどり色です。
従って清流には程遠く、とても川の中に入って遊ぶような気にもなりません。
一方、地下水は物凄く豊富で、昔は殆どの家庭に井戸がありましたが、今は地下水を汲み上げている家庭は殆どありません。
※ 地下水利用は届出制ですが、基本的にタダで下水料金のみかかります。
※ 島田市周辺の事業者(400社以上)は大井川の地下水の恩恵を受けていますが、地下水の利用が増えても水量に変化はありません。
※ 大井川の海岸線には分厚い泥流層(壁)があり、地下水の流失と海水の流入を防いでおり結果、大井川の扇状地には豊富な水が溜まっています。
※ その証拠は、海岸線近くに工場を構えるK飲料さんは、地下水を汲み上げて商品化していますが、海水の流入はないと証言しています。
※ 島田市では地下水の量を十数カ所で毎年定点観測していますが、数十年間豊富な水に変化はありません。
※ 島田市の水道は表流水をろ過して使っています。(金谷地区は地下水利用)
※ 焼津市は水道は地下水利用です。
このように島田市民は、表流水にも地下水にも親水を感じていません。
せめて、公園内の隅の方に地下水を汲み上げたいくつかの水たまりをつくり、それを浅く細い清流でつなぎ、児童たちが楽しく遊ぶことができる「親水広場」をつくったらどうだろうか。
児童たちは、とにかく「水たまり」が好きだ。飽きないでいつまでも遊んでいる。
地下水というきれいな水で安心できる。
流れた水は、地下に戻すか、還流させて使うかは設計の工夫次第。
水たまりとその細い清流を、市民のボランティアで作れたらもっと最高だ!
大人たちには、地下水の水汲み場を隣接し、ウイスキーや焼酎の水割りの水を提供すればみんなが楽しめ賑わいの街となる。
水の都 島田市!
大井川という財産を持ちながら親水意識が薄い島田市民に、親水意識を取り戻したい。
追々、市内にいっぱいある公園の片隅に、その場を増やして行けばよい。
大井川の地下水は、定点観測で豊富で変らないことが証明されています。
地下水は大事にしなければならないが、島田市民は少しは地下水の恩恵を貰っても良いのではないか。
昨日は久方振りに「中央小公園」を訪れて人影の無さに驚き、地下水利用の親水広場の設置に思いを深くしました。