公園に「幼児が遊べる地下水の水溜り」を!
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
連日物凄い猛暑です。28日は、全国914の観測地点のうち、最高気温が30度以上の真夏日となったのは835拠点で集計を始めた2012年以降で最多だったという。
小中学生はともかく幼児たちは水溜りが好きだ。学校帰りの道筋に水溜りがあると楽しく遊んだ子供の頃を思い出します。
島田市には、水溜りと木陰がある公園はない。
大掛かりな設備はいらない。きれいな水と身近に木陰があれば良いのだ。
島田市は「水の都」と言われ、大井川の恩恵を得ている市ですが、大井川は河原砂漠で水は殆んど流れておらず、街の中の用水路の中を流れている水はいつも濁っており、とても親水意識を抱く環境ではありません。
島田市は、「大井川地域地下水利用対策協議会」に参加し、地下水位15ヶ所、塩水化37ヶ所の定点観測を行いその結果、この十数年極めて安定的な水位を保っています。
協議会には400社を超える企業が参加し、適正利用を図っていますが、企業は大井川の地下水の恩恵をふんだんに得ています。
昔は殆どの住宅に井戸があり地下水を汲み上げていましたが、現在は上水道になり、井戸のある家は稀です。
島田市上水道の多くは、大規模水力発電で使い終わったダムの水を濾して使っていますので、一般市民は地下水の親水意識は非常に薄い。
この様に水に恵まれた市ですが、地上を流れている用水路も、地下水も直接に恩恵を受けていませんので親水意識に実は乏しい。
せめて夏場の一時でも、幼児たちに「地下水が流れる水たまり」を作って上げたら、市民の親水意識は高まるのではないか。
汲み上げた地下水は循環させても良いし、使い終わったら川に戻したら良い。
水溜りの近くに、大人たちの水汲み場(お茶・焼酎やウイスキーの水割り用の水)が併設できれば最高だ。
これくらいの地下水を汲み上げても、決して地下水に変化を及ぼす量ではありません。
島田市の下流地域では、地下水が自噴したり、また水道水としてポンプアップしている地域、お酒・ビール・清涼飲料製造などなどに有効に使われています。
島田市が、公園に幼児用の水溜りを作っても、反対意見は出ないと思います。