生ごみ処理器は「手段」、「目的」はコストダウン

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(7月28日 金 am)も、しまだ環境ひろばが維持管理している「御仮屋市民農園の大豆畑の水やり作業に出動しました。

 

御仮屋市民農園参加市民は20数人ですが、この半月ほど降雨なしの猛暑到来で、早朝から夕方まで水かけ作業に来園する人が絶え間なくやってきます。

 

農作物のためには、気温の下がる早朝か夕方が理想ですが、種々な都合もあり筆者も朝9時からの作業になりました。

 

大豆の苗の根元に水をかけるのですが、かけた途端に水は吸い込まれて行きます。これでは一日持たないでしょう。

 

御仮屋市民農園の主担当のSさんと交互に出動していますが、450の苗(一区画6坪×3区画)への水やりは堪えます。

 

休み休みですが1時間半で作業を終え、帰宅後一週間に一度の日課になっている生ごみの堆肥化」作業を行いました。

 

筆者宅の生ごみ処理は、会員のHさんが考案した腐葉土生ごみの堆肥化」です。

 

 ■ 毎日出る生ごみは、生ごみ専用バケツ(中かご式で密閉)に保存しています。

 ■ 概ね満杯になったら、その時処理をします。

 ■ 道具は、ポリバケツ2個、計量カップ2個、小型シャベル、処理袋、スチロール箱2個です。

 ■ 材料は、市販の腐葉土、使用済天ぷら油、米ぬかです。

 ■ 生ごみの量の半分位の腐葉土、米ぬかを小茶碗1杯、使用済天ぷら油を大さじ1杯を2個のバケツにそれぞれ入れて良くかき混ぜて基剤を作る。

 ■ 2個のバケツに生ごみを2つに分けて入れ、バケツを交互に入れ替えながら生ごみと基剤を良く混ぜる。

 ■ 混ぜ終わったら、1個のバケツに集結させて袋詰めを行い袋の口を紐で縛る。

 ■ 詰め終わった袋はスチロール箱に古い順に保管する。

 ■ 作業時間は10分もかかりません。

 ■ 一ヶ月もすれば堆肥が出来上がるので、袋の口を開けてもう一つのスチロール箱に堆肥を出し、剪定ばさみ等でほぐし順次、畑やプランター堆肥を使って行く。

 

筆者宅では、以上の作業で良質の堆肥を得られるので、裏庭や畑で使う堆肥は買ったことはありません。

 

両手に乗るくらいの生ごみが毎日出ますが、市民が自宅で筆者のような「自家堆肥化」を全戸でやれば、市の焼却センターはいらなくなります。

 

筆者は「腐葉土式」で生ごみの堆肥化を行っていますが、島田市生ごみを土と混ぜて消してしまう「キエーロ」という生ごみ処理機を推奨しています。

 

何でも良いのですが、生ごみを減少(目的)させて、焼却センターの設備の縮小(コストダウン)をやらなければ効果(成果)はありません。

 

生ごみ処理器(手段)の普及は目的ではありません。

 

生ごみ処理器(手段)の普及は一生懸命やっていますが、目的の達成が全く進んでいません。

 

そろそろ目的の達成時代ではないでしょうか。