生ごみの自家処理は、やる気があればできる!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(5月12日 金 am)は早朝の5~6分を使って、生ごみの自家処理」を行いました。

 

生ごみが専用バケツにいっぱい溜まった時の、筆者の運動代わりの日課です。

 

筆者宅では、専用バケツ(7~8ℓ・内箱付きで水分が底に溜まる構造)に溜めた生ごみを、しまだ環境ひろばのHさんが考案した腐葉土生ごみ処理器」で自分で堆肥化しています。

 

生ごみ処理器と言っても、魚屋さんで貰ってきたスチロールの箱生ごみの発酵を促す保管箱と発酵済みの堆肥の保管箱)2つです。

 

道具は、生ごみと基剤を混ぜ合わす7ℓ級のバケツ2個、小さなスコップ、計量カップ手袋です。どこの家庭にもある普通の道具です。

 

基剤を作る材料は、腐葉土(ホームセンターで20ℓ税込み272円)と米ぬか(JAの精米所でタダでくれている)と、使用済の天ぷら油だけです。

 

作業は、専用バケツに溜まった生ごみの量の半分位を目安に、腐葉土7、米ぬか2.5・使用済天ぷら油0.5の配分で基剤をつくり、2つの混ぜ合せバケツに1/2づつ配分する。バケツの中で半分づつ基剤を作っても良い。

 

次に、基剤が入った2つの混ぜ合せバケツに、生ごみ専用バケツのごみを1/2づつ入れて混ぜ合せ、布袋に詰めて名札に作業日を書いて、スチロール箱に保管して終わり。

 

二週間もすれば堆肥ができるので、袋からもう一つの堆肥保管スチロール箱に移して、塊をほぐして時々日干ししてやれば良質の堆肥となる。

 

これだけの作業で、慣れてくれば僅か5分で終わる。

 

何も市のごみ収集車にお世話にならなくても、簡単に生ごみの処理ができ、庭の菜園でできた堆肥を使って行けば一石二鳥だ。

 

島田市のごみ処理経費は、年間で15億円強(一人15000円)、この内生ごみ処理にかかっている経費は約9億円、年々増える一方です。

 

市も、家庭にある少量(一人一日800g位の両手に乗る量)の生ごみを、自家処理をしてもらおうと、補助金を付けたり、キエーロというごみが消えてします処理器を斡旋していますが中々普及しません。

 

筆者は、市が志向している「家庭用の自家処理」の促進には大賛成です。

 

隣県の藤枝市焼津市は、生ごみを集めて「集中式生ごみの堆肥化」を工場で行っていますが、現場の環境はあまり良くありません。

 

要は、「家庭用自家処理」どう普及させるかですが、知恵はあります。

 

今、島田市環境保全の面からも、財政改善の見地からもごみの減量は、最重要課題です。

 

市民が知恵を出し、市民がごみ減量の計画を立て、市民が実行し評価して、数年後にはごみの量を半減させるくらいに持って行けば大成功だ。

 

日本には自治体のごみ収集車を廃止し、ごみゼロを目指している小規模の自治がいくつかある。

 

小規模だからできる話ではなく、同じ一般市民が頑張ってやっています。やる気の問題です。

 

経験が全くない筆者でもできるのですから。