生ごみ処理は「自家処理方式」が正解か。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

筆者は毎週二回程、腐葉土生ごみ堆肥化法」で、生ごみを自家処理しています。

 

腐葉土生ごみ堆肥化法」は、しまだ環境ひろばのHさんが、考え出した方法です。

 

 <用意する道具>

 

 ■ ポリバケツ 2個

 ■ 計量カップ 2個(大・小)

 ■ 小型シャベル

 ■ 化繊で通気性のある袋(一回の生ごみ処理量が入る大きさ)を4つ

 ■ 処理をした生ごみ袋が4つ入る大きめのスチロール箱2つ

 

 <用意する素材>

 

 ■ 腐葉土(ホームセンターで販売している普通のもの・将来は腐葉土も自分で作る)

 ■ 米ぬか(農協等の精米所で無料で置いてあるもの)

 ■ 使用済み天ぷら油(ペットボトルに注いでおく)

 

 <処理要領・やり方>

 

 ■ その日の生ごみの量と同じくらいの腐葉土を計量カップ(大)を使って、2つのバケツに半分づつ入れる。

 ■ 米ぬかを両手にのる分ぐらいを、計量カップ(小)を使って2つのバケツの腐葉土の上にばらまく。

 ■ ペットボトルの使用済み天ぷら油を、大さじ一杯くらいづつ、2つのバケツの腐葉土の上にばらまく。

 ■ バケツの中に入った素材を良く混ぜる。

 ■ 生ごみを2つのバケツに半分づつ入れ、全体を良くかき混ぜる。

 ■ 2つのバケツから袋に移し、袋の口を紐で縛る。

 ■ 袋は、スチロール箱に転がして置く。袋は4つを使い廻しする。

 ■ 袋は4つあるので古い順に番号を付けて置き、一番古い袋から口の紐をほどいて、生ごみ堆肥をもう一つのスチロール箱にバラで保管して終わり時々混ぜる。

 ■ 頃合いを見計って、生ごみ堆肥を畑や菜園で使って行く。

 

隣りの藤枝市は、一般家庭から生ごみを分別回収し、生ごみ堆肥化工場で集中処理方式採用して、順次対象の家庭を広げ成果を上げています。

 

島田市は、各種の生ごみ処理器に補助金を付けて、一般家庭にある間に自家処理をしてもらう個別方式をとっていますが、一般家庭の生ごみ処理器は一向に普及しません。

 

可燃ごみはこの十数年、全く減っていません。

 

ごみ処理費もうなぎ上りです。

 

しまだ感興ひろばでは、各種の生ごみ処理器による堆肥化実験を行ったり、堆肥化学習会を開いたり、市民を先導してきましたが結局ダメでした。

 

一般家庭の生ごみ堆肥化が普及しない原因は主に2つ

 

 ■ 経験者の挫折(失敗)にあり、これを徹底的に無くす努力をしてこなかった。

 ■ 未経験者の食わず嫌い、始めからできないとの思い込み。

 

筆者はもう10年も続けて、まずまずの堆肥をつくり実際に畑やプランターで使っているのです。

 

昔は、生ごみの殆どは畑や庭の片隅で土に埋め土に戻していました。

 

従って、そんなにかしこまって考える必要はなく、少しぐらいの臭いや虫の発生は当たり前、完璧を求める必要はないのです。

 

腐葉土に混ぜて置けば、時間をかければ自然に土に戻って行くのです。

 

こうした経験や方式をやさしく説明し理解を深めて、島田市の自家処理方式を一段高めることを目指したいものです。

 

市が分別回収するよりも、一般家庭にある少量の生ごみを自分で処理してしまう自家処理方式が正解だと思う。

 

その場合、余り最初から完璧を求めない。

 

普及期は、畑や菜園やプランター栽培をやる人からで良い!

 

しまだ環境ひろばでは、市の所轄課に提案を始めました。