島田市の年間ごみ処理費用は約17億円に驚く

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(8月26日 土 am)は、筆者宅の週1回程度の習慣になっている生ごみの自家堆肥化作業」を行いました。

 

筆者宅では生ごみは自家堆肥化して、できた堆肥はすべて自家菜園で使っていますので市のごみ収集車のお世話にはなりません。

 

方法は、しまだ環境ひろばの会員であるHさんが考案した腐葉土生ごみ処理法」で、腐葉土・米ぬか・使用済み天ぷら油を規定量混ぜて基剤(床剤)を作り、生ごみと基剤を混ぜて袋に詰めて、スチロールの箱の中で1ヶ月ほど保管すれば堆肥になります。

 

非常に簡単でシンプルな、生ごみの自家堆肥化法です。

 

一回の作業は約5分、基剤の材料は、腐葉土(20kg200円強、2ケ月は持つ)はホームセンターで買って来て、米ぬか(無料)は精米所で貰い、天ぷら油は使用済みの油をペットボトルに保管しておくだけです。

 

腐葉土20kg入り袋は、2ケ月くらいに一回購入しています。

 

島田市では、黒土を入れた「キエーロ」という木箱を補助金を付けて市民に斡旋しており、市民は黒土に穴を掘って生ごみを埋めるだけで、生ごみが消えてしまうという優れもの。

 

方法は何でも良いのですが、生ごみ家庭にある間の少量の内に自家処理するのが最適です。

 

家庭にある少量の生ごみが集まれば、何万トンという大量の生ごみとなり、これを焼却するには莫大な経費が掛かります。

 

ところが市民の殆どは、市のごみ収集車のお世話になり、自家処理をしようとしません。

 

「広報しまだ 8月号」で、令和3年度(2021年度)の島田市のごみ処理費用が年間で16億9400万円になったと報じました。

 

市民一人当たり(島田市の人口は約10万人)では、17,000円、一日あたりでは

464万円、毎日高級新車を1台焼いている勘定だ。

 

ちなみに、2018年度は14.7億円、2013年度は13.3億円だったから、この数年で減るどころか3億円強増えています。

 

約17億円が灰となって消えているわけで、「ごみの減量」は最重要課題です。

 

筆者は関係各所に、そのごみは「なぜ燃えるごみになるのか」市民が一番知っているのだから市民に聞いて、市民に「どうしたら燃えるごみにならないか」を考えてもらい、その案を実行計画化することを提案しています。

 

市民主導でごみの減量を考え、市民・市民活動団体・事業者・行政が「連携・協働」して実行し成果を上げる。

 

当然ながら、ごみが減れば処理経費は減らさなければならない。

 

みんなで知恵を出せば17億円の処理経費は相当に減る!