節電の夏、公園に水たまりを欲しいな。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

去る27日、関東・東海・九州南部が梅雨明けしたようだ。観測史上記録的に早い宣言だという。

 

早くも電力の逼迫が予想され、翌日の電力需要に対する供給余力(予備率)が5%を下回る見通しになれば、「受給逼迫注意報」が、3%を下回る見通しになった場合には「警報」をし、事業者や家庭に節電を呼び掛けるという。

 

ロシアのウクライナへの軍事進攻に端を発したエネルギーの高騰や円高で、食品や電気料金の値上がりが止まらない。

 

政府は、エアコンや冷蔵庫の上手な使い方で節電を求めています。

 

急には間に合いませんが、公園内への「地下水を利用した水たまり」木陰づくりを推奨したい。

 

島田市大井川という遺産の恩恵を享受しているまちですが、大井川には殆ど水は無く、発電で使い終わった水が人為的に集められて、市内の無数の用水路に流れていますが、水はみどり色に汚れており、児童が川の中に入って遊ぶ環境には程遠い。

 

従って、一般市民に親水意識は殆どなく、水の都島田市と言われてもピンと来ない。

 

一方、島田市を起点とする大井川の扇状地は、藤枝市焼津市・吉田町・旧大井川町へ広がっていますが、その地下には膨大な地下湖があり、たっぷりと地下水を溜めています。

 

この水量は、定点観測の結果この数十年安定的な水量を保ち全く変化していません。

 

島田市の測定値が証明しています。

 

扇状地に事業を構える食品メーカ・飲料メーカ・医薬品メーカ等々事業者は、南アルプスから流れ下る良質で豊富な地下水をふんだんに使い恩恵を享受しています。

 

自治体(市町)の地下水の利用は、水道に使ったり、公園に使ったりそれぞれ違いますが、起点の島田市の活用は多くない。

 

三島市の「柿田川」に見る、児童たちのはしゃぎ振りを見れば、きれいな水に集まる児童達の親水意識が分かる。

 

島田市にもたくさんの公園がありますが殆ど水が無く、木陰も少ない。

 

特に街中の公園には、水も日陰もない。

 

これでは、夏に公園に遊びに出る子供たちも親子もいない。

 

地下水を利用して、流れの緩い川と水たまり、周辺に落葉樹の林を作れば、夏でも親子で賑わい、引いては節電に貢献もできる。

 

大規模の設備は要らない。

 

父兄や高齢者がボランティアで出動し、手づくりで工事ができるようなものが最適だ。

 

水たまりの横に、大人の地下水汲み場ウイスキーの水割り用やコーヒー用の水汲み場)が併設されれば夏の公園は賑わう。

 

循環型にして、何回か使った後はまた川に戻してやれば自然に地下に戻る。

 

そうすれば島田市の市民の親水意識は自然と高まる。

 

島田市民は、もう少し地下水の利用を考えても良い。この数十年減っていない。

 

誰か賛同する市民が出てこないかな!!