急がば回れ

しまだ環境ひろば 「ごみ分科会」 と 「5つの分科会」です。


今日 (12月10日 土) は、「島田市の環境まちづくりセミナー」に、会員の有志が参加をしました。


■ セミナーは、2日間です。講師は、福岡工業大学社会環境学部 仁科信春教授です。(島田市出身)

  ◆ 12月10日 土 午後1:00〜5:00 おおるり
    「島田市の循環型社会の形成に向けて」
  ◆ 12月11日 日 午後1:00〜3:00 おおるり
    {島田市生ごみ再資源化について」

初日の今日の参加者は、20名余でした。

これを多いと見るか、少ないと見るか、複雑ですが、実はこれが島田市というか、日本というか、環境市民活動の現実なのです。


島田市民、日本国民こぞって、”環境を良くしよう” という思いは、恐らく大多数だと思われます。


しかし、いざ行動しよう、参加しよう、とする段階で、行動を起す人は、ほんの一握りになってしまいます。


一握りの人たちがいくら大きな流れにしようと思っても、なかなかできません。


今日の仁科教授のお話では、

◆ 住民・団体・事業者・行政といった地域の各主体(利害関係者)が対等な立場で、それぞれの役割を分担し、相互に協力、連携しながら、さまざまな環境問題に対処していくことが求められる。

◆ 住民・事業者・行政が対立の時代からそれぞれが協働して取り組む時代にある。

◆ 実体験させて、できることがわかった住民は、いざやろうとしたとき態度で示し、積極的に取り組もうとする、とのこと。


急がば回れ、今の島田市の現状を打破するには、全ての住民が先ず体験し、できることを悟る事が早道であり、その体験の場づくりを、行政と一緒に協働して活動できることだと思う。


今、一緒にできていないならば、住民と行政は、本題抜きで酒でも一緒に飲んだらどうだ、と教授はいう。それが早道かもしれない。いずれにしても協働しなければ何もできない。


今日の参加者は、たったの20余人だったが、仁科先生曰く、


質問が、一時間強に及んでもまだ尽きない状態、ワークショップの熱気、また各グループのまとめ力、発表力には驚いた、との事。


多少、お世辞が含まれていると思いますが、今回参加者のポテンシャルの高さは、参加者のみなさん自身が一様に感じたと思うくらい、実が入った討論だったと思う。


参加した一人として、遠く福岡からこられた先生を前にして、誇りに思います。


2日間のセミナーは、島田市では異例ですが、ワークショップでは普通だといいます。 明日がまた心配です。


市民のみなさん、新しい参加者をお待ちします。

写真は、今日の会場の様子です。
グループ発表会

ワークショップ

仁科教授の講演