「静岡 生活情報交換会 2月例会」 活況

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


しまだ環境ひろばは、「島田市の循環型社会を考える会」 と、目指す目的を共有化し、相互に協働しながら、島田市の 「望ましい環境像」 の実現のため活動しています。


今日 (2月19日 金 AM) は、 「静岡 生活情報交換会」 の2月例会に、「島田市の循環型社会を考える会」 代表、福岡工業大学 社会環境学部教授」 であられる 「仁科教授」 を講師としてお招きし講演会を開催しました。
 

講演の題目は、「問題解決の考え方」 という難しい課題でした。


教授は、最初に、「問題解決の流れ」 から話し始めました。


  (1) 問題の把握 → 問題の発見 → 問題の関わり → 問題の解決者は誰か

  (2) 問題の根拠 → 問題解決策の立案 → 問題解決の取組み

 
と、優しい例題を上げ乍ら一気に問題解決の流れを解説してくれました。


環境問題の解決は、「社会的ジレンマ」 を解決することだ言う。


誰もが、「全員非協力」 よりも、「全員協力」 のほうがよいことを知りながら、誰もが進んで 「協力」 を選択しないため、結局は誰にとっても望ましくない状態が起こる。


これが 「社会的ジレンマ」 であり、問題解決の難しさであるが、重要なことは、「教育と個人の学び」 であるという。


これがキチットできていれば、「協働」 などということは自然に発生し、問題の発生も少ない。


要は、教育を受ける側も、教育をする側、すべての人にとって、「教育や個人の学び」 が必要だと結ばれました。


教育は、全ての基本であることを改めて認識した一日でした。


今日は、仁科教授の講演前の20分間、同教授の指導で活動してきた、 「NPO法人 しまだ環境ひろば」 と、「島田市の循環型社会を考える会」 の現状や悩みや課題を報告させて頂きました。


今日の仁科教授の講演で、市民環境活動の問題点や悩みが、おぼろげながら解けたような気がします。


人口減、税金を払う人が減るわけですから、これからの市政は、今までのような行政サービスを継続させることはできないと思う。


そのためには、「協働」 「連携」 「自主・自立」 「自助・共助」 のできる、市民づくりが必ず必要となる。


今日の、仁科教授の提言は、それを実現するための重要な示唆をしていると受け止めたい。