裁判よもやま話

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (3月15日 金) は、「生活情報交換会 静岡」 例会へ出席しました。


いつも一緒の仲間だけでは、話が限られるので、努めて違う人達との交流を大事にしています。


今日は、講演会 「裁判よもやま話」 をテーマにした、静岡市の元裁判官のSさんの経験話でした。


最初、裁判の入門の話 (裁判とは何ぞや) から入ってくれましたので、意外とすんなり経験話が理解できました。


普通では聞けない、本当に裁判官を経験した人の話でしたので、とつとつした話でしたが、それなりの迫力がありました。


■ 検察から送られて来る事件の99.9%は有罪事件で、無罪になる裁判は極く稀であるとの事。


■ 相隣関係事件の解決は大変に難しい。うまく調停で終われば良いが、結果は裁判に勝った側も、最後は必ずしもハッピーではない。


■ 執行力のある公正証書遺言を残す事が後のトラブルを回避する有効手段である。


などなど、今日は、ご自身が実際に裁判官を経験して下した裁判の結果を踏まえた話でしたので切実感を感じました。


生活情報交換会がセットした講演会は、幹事が苦労して講師を集めているだけに、価値ある話でいつも有難く聞いています。


世話役の皆さん、本当にありがとうございます。