一番重要なことは、”実行” 

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


島田市には、10年計画の、「島田市環境基本計画」 があり、この4月から、第二次 (平成25年度〜34年度まで) に入っています。


計画の対象分野を、「自然環境」 「生活環境」 「資源循環」 「地球環境」 「環境教育・環境保全」 の5つに分類し、それぞれに環境活動の範囲を数項目づつ割り付けています。


5つの分野には、それぞれ基本目標が示されていますが、目指す目標が頭や目にイメージとして浮かぶように、 ”20〜30年後の望ましい環境像” を表現しています。


要は、市民に、目指す方向が、情景として目に浮かぶように、望ましい環境像が、分かりやすく具体的に書いてあります。


第二次環境基本計画も、この望ましい環境像の実現に向けて、一歩一歩前進していくことになります。


計画策定に当たっては、第一次では、市民が100人、第二次では25名の市民が集まり意見を出し合いました。


しかし、一番重要なことはこれからの、 ”実行” です。


しかも、”市民主導による実行” です。


”望ましい環境像” の実現に向けて、5つの分野ごとに市民が集まり、毎年着実に、一項目毎、実行に移すことが必要ではないでしょうか。


市民主導で実行可能な、5分野の望ましい環境像の実現項目


■ 資源循環分野 → 各家庭で生ごみの堆肥化が当たり前になり、生ごみが排出されなくなっている。

■ 自然環境分野 → 里地里山では、耕作放棄地 (竹林・田んぼ) が減少し、・・・・みんなで農作業や余暇を楽しんでいる。

■ 生活環境分野 → 下水道や合併処理浄化槽の普及拡大により、中小河川が浄化されている。

■ 地球環境分野 → 太陽光や小水力などの発電をはじめ、再生可能エネルギーの利活用が進んでいる。

■ 環境教育分野 → 子どもから大人まで多くの市民が環境教育・環境学習に積極的に取り組み、環境保全活動が生活の一部になっている。


上記の5つは、望ましい環境像の一部ですが、市民がその気になればできることです。市民でできることは市民が自らやることが肝心です。


行政は、それを強力にバックアップする、そういう体制に是非したいものだ。