NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
環境とは直接関係はありませんが、暮らしの問題も広くとらえれば無関係では無いので敢えて言及します。
「アベノミクス」 の、第一の矢 (金融緩和)、第二の矢 (公共投資) に刺激されて、消費は堅調のようだ。
肝心の第三の矢 (規制の緩和と景気対策) はまだ打たれていない。
現役のサラリーマンに聞いても、今夏のボーナスは横ばいか、一部の人が少し増えたようだが、毎月の給与はまだ殆ど上がっていない。
それでも、消費は堅調に推移しているとのこと。
隣り近所や、兄弟姉妹、親戚など身近な生活を見てみると、堅調な消費の傾向が垣間見えます。
■ 若い子持ちのご夫婦の奥さんが、非正規 (時間制) で働き出し、可処分所得が、少し増えています。
◆ 子どもを保育園へ
◆ 祖父母と同居している家庭の子守は、おばあちゃん・おじいちゃんへ
◆ 同居していなくても、保育園代わりに、祖父母の家に子どもを預けて
働きに出ています。
■ 同居している親・祖父母は、自分の年金で、一家の食材を買いに、毎日スーパー通い。これも高齢者の楽しみの一つか
■ 同居している親・祖父母より、家賃代わりに生活費を、年金から徴収
■ 別居の親・祖父母の家に、毎週のように、子どもと一緒に里帰り
■ 郊外レストランへ、親・祖父母と一緒に食事、代金は祖父母負担
■ 孫の養育費 (ランドセル・学習机などなど) も祖父母持ち
■ 近所・親戚との付合い費は、全て親・祖父母持ち
■ 働かない子どもの生活費も、親・祖父母の年金が頼りです。
■ 財産を持つ親・祖父母から、非課税対策 (年間110万円までの生前贈与、住宅資金援助、孫の教育資金援助などなど) が実行されています。
何のことはない、親・祖父母の財産や年金が、若い世代の生活費に化けています。
国民の預貯金は、1200兆円、その内の大部分は高齢者が持っているという。
ここに来て、高齢者の資産や、年金が大きく動き始めた事は確かです。
政府の狙いも、的中し始めています。
アベノミクスの 「第三の矢」 で、この辺りの状況は、更に大きく変わってくるものだろうか。