NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今年度(2020年度)、静岡県が「空き家バンク」を創設するという。
先週、東京の人口動態調査結果が発表されましたが、これによると東京への流入が大きく減り、流出が増えているという。
流出は、遠地への移住はそれほどではなく、近隣の神奈川・千葉・埼玉などで、静岡県への移住も多いという。
静岡県の「空き家バンク」の創設はグッドタイミングだ。
これから、生活空間の広い空き家や、使い勝手の良い空き家を発掘して、移住者のニーズに的確に応えていくという。
一方島田市では、若夫婦向けの、新築一戸建て住宅の建設が著しく伸びています。
賃貸の一戸建て、建売り一戸建ての両方が増え、発売即完売が出るなど需要は極めて旺盛です。
最近の若者は、親との同居を好まないのか。
若者はアパートを敬遠し、一戸建てを好むのでしょうか。一頃活発だったアパート建設は完全に止まっています。
これらの動きの裏で、高齢者の空き家が確実に増えています。
島田市には、既に「空き家バンク」はありますが、こうした新しい動きに機敏に合わせた応用力が問われます。
高齢者の空き家は、比較的清潔に使っており、また生活空間が広く、ちょっと改造すれば、仕事場やテレワークに向いた部屋は直ぐ用意できる。
今回の静岡県の「空き家バンク」は、これから確実に増えてくる移住者用の大きな受け皿になると思われます。
東京からの流出増、若者向け一戸建て住宅の急増、高齢者家屋の空き家の増加、一連の動きは、コロナ禍の世の中の変化を如実に物語っています。
高齢者にとっては、非常に悲しい話ですが。